泣くことはないと思った。
笑うしかないと思った。
黙っていたけど、やつのことを口に出すたび、涙が落ちる。
やつの遺体をみた。
眠ってる感じのままだった。
首には痕が
唇にかんだ痕が
何かにこのエネルギーを思い切りぶつけたい衝動に駆られた。
一番ぶつけたい相手は今はもういないけど、
駅近くのお店でお父様のお話があった。
就職活動が一番のショックであったと。
やつが5月から鬱になり、ちょっと暴走気味だったと。
やつのコントロールがきかなかったこと
相当悔やんでいた。
彼もまた、まじめで誠実そうな人だった。
やつの最後は遅くまでレポートを書いて、親と言い合い、2階へ
〆
4時半ごろ異変に気づき、ドアを開け事後を知る。
行動が衝動的であったことに少しほっとしている。
でも、少し前からやつがいつもより衝動的だったのを知っていた。
いうなれば、やつらしくないというか。
やつの行動に何人もが責任を感じている。
それだけ影響があるやつだったのに。
馬鹿なやつだよ。まったく。