皆さん、おはようございます。
佐伯恵太です。
昨日twitterで発表させていただきました「子供向け科学バラエティ」の内容についてお話したいと思います!かなり長くなるかもしれませんが、プロジェクト誕生の経緯や想い、肝心の番組の内容まで、しっかり記していきたいと思います。
佐伯恵太@Keita_Saiki_京都大学大学院卒(理学修士)、俳優・タレントとして活動中の佐伯恵太です。 俳優として活動しながら、子供向け科学バラエティ(YouTube番組)を作るプロジェクトを進めています。所属なし!夢あり!情熱あり!どうぞよろしくお願いいた… https://t.co/KjCr3sE71K
2021年02月01日 00:02
今回のプロジェクトのベースになっているのは、1年半くらいまでに作った「企画書」でした。
企画書と言ってもそれはある種、妄想を形にしたようなもので、将来自分が俳優として、タレントとして成長して、売れて、力をつけた時に、いつかテレビでこんな番組をやれたらいいなあ、そんな想像をしながら作った資料です。実現可能性などを考えていたわけではなく、ただただ夢と、想いを詰め込み、練り上げていったものです。
番組名は『研究室訪問バラエティ らぶラボきゅ〜』
こんな風に、ビュジュアル面もどんな感じにするのか考えてありました。
しかし、この番組が実現することはなく、時が経ち、俳優・タレントとしての目の前の活動に一つ一つ取り組んでいく日々が続いていきました。そのまま何もなければきっと、この企画書を再び手に取ることもなく、その存在すらいつしか忘れていたかもしれません。
このプロジェクトを後押ししてくれたことは三つ。
一つ目は、新型コロナウイルス。
これが後押ししてくれたというと語弊があるかもしれませんが、少なくとも色々なことを考えさせられるきっかけになりました。多くの今までの「当たり前」がそうではなくなり、たくさんの変化がありました。お芝居の世界を見渡してみても、映画の撮影や舞台の公演など、多くの現場がストップしている一方で、劇団ノーミーツさんのように、オンラインでの演劇のあり方を模索し、とんでもない速度で突き進んでいくチームの姿も目の当たりにしました。
二つ目は、YouTubeを取り巻く環境が大きく変化してきたこと。
新型コロナウイルスの影響もある中で、多くの芸能人の方々がYouTubeに進出されました。テレビで見ない日はないような有名芸能人の方々を、その自然体の姿やその芸を、YouTubeで観ることが出来る。もはや「芸能人がYouTubeに参戦!」という言葉自体が持つインパクトはゼロに等しく、YouTubeというフィールドが「当たり前にある場所」になったのだなと感じました。
漠然と、自ら発信したり、自分で何かを作りたいと考え始めていた僕ですが、もしYouTubeで何かをやるとなれば、本当に自分が最大限力を発揮できることをしなければ、きっと何の成果も出ないだろうなと考えていました。
三つ目は、フリーになったこと。
つい先日まで事務所に所属していた僕ですが、事務所の経営状況など色々なことが重なり、話し合いの末、円満に、という形ではありますが、突如フリーの身となりました。フリーとは、何でも自分の判断で動ける身になるということでもあると同時に、その判断に自分が全ての責任を負うということでもあります。
タレントとして世に出させていただいている以上、常に責任を伴いますが、事務所に所属している中で、今思えばどこか希薄になってしまっていた「責任」ということと、今一度向き合うことになりました。
この変化していく時代、変化していく芸能界の中で、自由を手にした自分が責任を持って本気で取り組めることは何か。
そう考えた時に、あの企画書のことを思い出したのです。
子供向けの科学番組を作る。
企画書では「研究室訪問バラエティ」でしたが、コロナ禍のため「訪問」は出来ません。しかし、リモートで撮影することは出来ます。そして、リモートで撮影するということがこの番組では、むしろ強みになるということにも気がつきました。
そして、この番組はYouTubeで作ることが出来る。これなら自分の全ての力を発揮することが出来る。覚悟を持って、本気で取り組むことが出来る。
僕が事務所を離れ、フリーとして活動していくことが決定していたのは、今月16日の夜でした(諸々の確認や調整があり、ご報告は少し遅くなってしまいました)。決まってから昨日までの15日間。このプロジェクトを前に進めるために、走り続けてきました。それは濃密な時間で、少し落ち着いて振り返った時に、精神と時の部屋にいたような感覚にもなりました。
僕は、この番組のプロデューサー、総合演出、出演という立場です。
そして本当にありがたいことに、番組を一緒に作っていく放送作家さん、作曲家さん、イラストレーターさん、アニメーターさん、そして、研究室の先生など、たくさんの方々が集まってくださり、少しずつチームのような形になってまいりました。
僕が描いていたキャラクター達も、イラストレーターさんの手によって本当に可愛くて素敵なキャラクターに変貌を遂げています。
とはいえまだまだ何もかもこれからですが、今年4月に記念すべき第1回が公開出来るように、全速力で進めています!
対象年齢は小学校3年生以上の想定で作っておりますが、大人も楽しめる、そして家族で楽しめる番組にしたいと思っています。
1年半前に作った企画書の1ページをここに載せます。企画書は妄想で作ったクセにがっつり9枚ありました(笑) ここからどんな風に進化していくのか、ご期待ください!
最後になりましたが、これは、俳優活動と二つの柱として進めていくものです。俳優としてのモチベーションも、落ちるどころか燃え盛っております!
俳優としての自分が出来たのは紛れもなく事務所の皆さんのおかげですし、またこうした新しいチャレンジも、事務所での日々があったからこそ生まれたものです。
事務所にとって何の役にも立たないかもしれない企画書作りを「いいね!作ろう!」と言って後押ししてくださったのも、マネージャーです。
事務所や、応援してくださる全ての方への感謝の気持ちを忘れず、人生をかけたプロジェクトに挑戦してまいります!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。