皆さん、こんばんは。
佐伯恵太です。
今日も自宅で過ごしております。諸々作業しつつ合間にtwitterを見てましたら、こんなニュースが
京都大学@univkyotoカエルとヘビの膠着状態のメカニズムを説明 -双方にとって後手に回って行動することが有利となる- https://t.co/E5M1Rs6DbP
2020年03月31日 19:33
京都大学、カエルとヘビと言えば・・・
西海望君だ
論文の内容は、ヘビに睨まれた状態のカエルは、下手に動くよりもじっと待って、相手が動いてから逃げた方が逃げ切れる可能性が高いというもの。
「蛇に睨まれた蛙」という諺の中では、ビビって動けないという扱いを受けている蛙ですが、実はそうではなく、戦略的に動いていないのである、という話です
僕は大学院時代、京都大学大学院の理学研究科というところにいましたが、理学研究科の中で、となりの研究室で研究していたのが西海君でした。
当時、既に彼はヘビとカエルの行動戦略について研究していたので、いろいろ話をしてくれました。僕は25歳で生物学研究からは離れましたが、それから何年も彼は研究を重ねて、しっかり形にしたのかと思うと、本当に凄いなと・・・
大学院時代の僕は、56年間もの間、暗闇で飼育し続けたキイロショウジョウバエ、通称「暗黒ショウジョウバエ」の研究をしていたのですが、暗黒ショウジョウバエの話とヘビに睨まれたカエルの話をし合うなんて、いかにも京大っぽいなあと思います
そう、京大にはクレイジーな、ユニークな研究が多いのです
暗黒ショウジョウバエとヘビに睨まれたカエルが出会うところ。
僕は、そんな京都大学が大好きです。
ちなみに、扱っている生物は違いましたが僕も「行動」の研究をしていたので、ハエの行動の解析用に使っていた行動解析ツールを西海君の研究でも使えるよう、ちょっとお手伝いしたこともありました。
その解析ツールは、この記事の研究では使っていないそうですが、他の論文では使ったよ、と教えてくれました。
僕は、自分の研究で修士論文を書き上げて修士号を取得したものの、学術誌に掲載されるような論文を仕上げることができなかったのが未だに心残りなのですが、自分が少しでも携わったものが学術誌に掲載されているというのは、少し救われる想いです。
そして、やはりこういう面白い研究を世の中に発信できる人になりたいです
今自分がいる芸能のフィールドで、タレントとして科学や研究界のことを発信する。
ずっと思っていたことですが、その想いがより一層強くなりました。今はこうしてブログに書いたりするくらいしかできないけれど、いつか必ず、ラジオやテレビ番組の中でも、たくさん発信できるようになりたいです
そのためにも、まずは新型コロナを乗り切って、突き進める環境を取り戻さないといけません。
日々、用心しつつ、夢に向かって勉強や準備も進めていきたいと思います
もうすぐ俳優としての出演告知もできると思いますので、もうしばらくお待ちください