皆さん、こんばんは。

佐伯恵太です。

 

昨日観た『又吉直樹のヘウレーカ!』のアリ回、

「アリの地下世界 深掘りスペシャル!」がめちゃくちゃ面白かったです!!

 

昆虫に特化した番組でもないのに、次回もアリ回ですびっくり

 

又吉さんの素敵な雰囲気でまったりした空気感で楽しめる番組ですが、深堀りする時はとことんん深堀りするところもこの番組の素敵なところ。

 

 

最高気温6度の日に仕込みなしでガチンコでアリを探したりするところも、もう最高です笑い泣き

 

 

 

色々なアリが紹介される中、僕がこの日一番気になったのは「トゲオオハリアリ」です。

 

 

アリには「社会性」があって、そのアリ社会のトップに君臨しているのが女王アリです目

 

多くのアリは女王アリが他のアリと比べてものすごく大きかったりして見分けがつきやすい中、このトゲオオハリアリは、女王アリと働きアリを見分けるのが至難の技ビックリマーク

 

 

このアリにはゲマと呼ばれる翅の痕跡の器官があって、そのゲマが「ある」か「ない」かが女王アリを見分ける唯一の方法。

 

 

ちなみに「ゲマがある方」が女王アリなんですが、なんとこのゲマは元々みんなが持っています。

 

しかし、巣の中の女王に選ばれた一匹のアリ以外は、このゲマを巣のアリ達によって切られてしまい、ゲマを切られたアリは働きアリに認定されるというのです目

 

 

新入りが巣にやってきたら、巣のみんなで新入りのゲマを切るというのが恒例の儀式なのだとか。

 

 

もしかしたら女王になる気満々で巣にやってきたかもしれないのに、巣に入るなりゲマを切られて働きアリ認定されるアリの気持ちって・・・

 

 

気持ちも何も、このアリの中でそうやって秩序が保たれているだけの話かもしれませんが、アリには社会性があることもあって、どうしても人間に重ねて考えてしまいます。

 

 

それにしても、巣の中には大量のアリがいるのに、どうやって一匹だけ女王がいる状態を維持するのか。番組で紹介された部分以外にも、きっと様々なアリたちの工夫があるのだと思います。

 

 

トゲオオハリアリ、すごいです。。

 

 

 

すごいと言えば、

 

昆虫の世界でよくすごい!と言われることの一つに「擬態」があります。

 

木の葉にしか見えない昆虫や、花にしか見えない昆虫など、色々な植物や、他の昆虫に擬態する昆虫もいます。

 

 

確かに「擬態」は見た目にわかりやすい凄さだと思いますが、アリのような「社会性」も僕はすごいと思っています。

 

 

面白い決まりや、変わった役職、壮絶な掟など、昆虫社会には様々な集団としてのあり方が、あります。

 

 

こんな集団もあれば、あんな集団もある。

 

 

こんなルールがあれば、あんなルールもある。

 

 

一つ一つ、昆虫から学んでいくことで、人間社会の集団としてのあり方にも、寛容になれるかもしれないですねキラキラ