皆さん、こんばんは。
佐伯恵太です。


昨日ブログで『又吉直樹のヘウレーカ!』の本を紹介しましたビックリマーク


その本の中で「魚道(ぎょどう)」という言葉が出てきました。僕、知らなかった言葉です目

「魚道」は、川にいる生き物が行き来するために造られた通り道。

その魚道の第一人者、安田陽一教授のお話が面白かったですビックリマーク


そもそも、魚道を造る必要があるのは、我々人が川にえん堤のような構造物を作って、川の生態系を変えてしまっているからなのですが、

人が変えてしまったものを、魚や水辺の生き物にとって良い環境に戻そうという試みなのです。

この魚道と造るにあたり、川の流れや魚の行動の性質など総合的に知り尽くしていないと良い魚道は造れないそうです。


魚道というと魚の専門家が取り組むような研究に思えますが、安田教授の専門は水工水理学です。

ある時、先生が研究発表された時に、エビやカニの専門の先生と遭遇し、人が造った構造物のために、いま川で暮らしている生き物が大変なのだ、という現状に気付かされたのが研究のきっかけだそうですひらめき電球


研究者の中には「その道一筋」というような方も多くいらっしゃいますが、専門性を持った研究者同士が出会うことによって、新たな研究が展開されていくというのは凄く広がりを感じるし、面白いなと思いますビックリマーク


研究者でも俳優でも全然別の仕事でも、専門性を持つことと、その分野以外にもアンテナを張っておくということの大切さを感じます目


俳優の専門性。

俳優 × ○○ というコラボレーションもまだまだたくさんの可能性があるんだろうな。

そんなことばかり考えていますひらめき電球