皆さん、こんばんは。
佐伯恵太です。
さて、今日は待ちに待った、映画『スペシャルアクターズ』の公開初日
というわけで、池袋シネマロサの最初の上映で観てきました
シネマロサと言えば、そう、映画『カメラを止めるな!』の聖地とも言われる映画館です
なぜカメラを止めるな!の話をするかというと、この映画『スペシャルアクターズ』が、映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の、カメ止めの次の作品だからです
カメ止めの大ファンであり、カメ止めを4度鑑賞(4度目はここシネマロサでの大晦日絶叫上映)した僕にとって、絶対見逃せない作品です。
この作品も、カメ止めと同じくワークショップオーディションを通してほぼ無名の役者の中から厳選された役者が出演しています。そんなところも注目ポイントです
とまぁ色々と前置きをしつつ、作品を観た感想を一言でいうとズバリ・・・
最高でした!!
もうね、後半は大号泣でしたよ・・・
僕にとって本当に大好きで大切な作品です。
なので、僕は映画『スペシャルアクターズ』を全力で応援したいと思います
まずは予告編をどうぞ。
冒頭で僕もカメ止めの話題を出したように、多くの方がカメ止めと比べてどうなのってところを気にしていらっしゃることと思います。なので、このブログでもそこに触れていきたいと思います。
まず、シンプルにカメ止めとどっちが好きか。
これは本当に迷います。
迷った結果、ずるい答えを言います。
ドロー。引き分けです。
カメ止めが好きすぎる僕ですが、スペシャルアクターズも本当に好き。そして、ちょっとジャンルが違いました。
ディズニーランドで例えるなら、カメラを止めるな!はアトラクションで、スペシャルアクターズはパレードという感じ。
(どうしてディズニーランドに1回しか行ったことがないくせにディズニーに例えるのか・・・)
カメ止めはまさにジェットコースターのようで、序盤のフラットで退屈な時間を耐えれば、手に汗握る怒涛の展開が押し寄せてきます。泣いたり笑ったり大忙しの賑やかで楽しいアトラクション
一方、スペシャルアクターズは、出演キャスト一人ひとりが最高に魅力的に輝いているパレートです随所に笑いや驚きもありつつ、じっくり観ていると最後には深い感動がじんわりとやってきます
初見の僕は、そんな印象でした。
やはり上田監督らしさと言いますか、どちらの作品も「面白い展開」「人間ドラマ」が軸になっているのですが、カメ止めはバランス的に「面白い展開」が際立っていて、スペアクは「人間ドラマ」の方が際立っているように感じました。
そして、カメ止めは「映画愛」に溢れた作品でありましたが、スペアクは本当に「役者愛」に溢れていて、上田監督は本当にこの業界が大好きなんだなぁと強く感じました
また、カメ止めもスペアクも「チーム」で奮闘する物語でありながら、カメ止めでは特に「家族」が際立っていましたが、スペアクでは「兄弟」の絆、バディ感が際立っていました。
凸凹な性格の兄弟のバディ感が最高すぎます
正直、キャッチーな面白さ、ゲラゲラ笑える、というところでいうとカメ止めがすごいと思うので、もしかしたらカメ止めほど爆発的に広がりやすい作品ではないのかもしれません。
しかし、役者の個性や輝きは、前作と同じかそれ以上に感じました
それは、前作はプロットがある状態でキャスティングされたのに対し、今作は何もない状態で始まり、完全に役者の個性に合わせて生み出された物語であるからかもしれません。
主人公の兄弟以外にも、スペシャルアクターズのメンバーや、教団メンバーも最高にキャラが立っていて今回も「推しを見つける」という楽しみ方ができますよ
僕はスペシャルアクターズの社長役、富士たくやさんの頼りない感じが最高にツボでした
この作品がカメ止めのように口コミで広がり、大ヒットとなることは僕たち役者の希望でもあります
逆に、これほどの作品が、やはり有名な俳優がほとんど出ていないから、というようなところで大ヒットにならないのであれば、絶望的に悲しいです・・・
前作同様どんでん返しもあったりでネタバレNGな作品です
この作品を広めることができるのは、ネタバレNGにつき情報が足りない中で、それでも信じて観てみようという勇気ある皆様の行動です
ぜひ皆様、劇場でこの感動を味わってください
ちなみに、スペシャルアクターズ主演の大澤数人さんは、この映画に出演する前、10年間で3つほどしか、役者のお仕事をしていなかったそうです。
それで今回のこの大抜擢。
僕たち役者にとっての希望とも言えます
実は僕、この映画の出演者を決めるワークショップに応募していました。
(落ちたオーディションの話などはあまりしませんが、今回は大々的に一般公募していたので言っちゃいます)
このオーディションに落ちた時、一体どんな俳優たちが通ったんだろうと、興味津々でした。
その主役に見事抜擢されたのは、大澤数人さんでした。
そして、あるとき上田監督のツイートで、大澤さんが過去10年間ほとんど役者のお仕事をされていなかったというのを知りました。
何だよそれ・・・
そんなの絶対に真似できないじゃないか。
役者の仕事をひたすらにやり続けて、1000本目の仕事で初めて主役に抜擢された。
とかだったら、真面目にコツコツやれば、いつかはたどり着けるかもしれない。
だけど、そうじゃなかった。
そうじゃない上で、大澤さんは、最高に、それは最高に輝いていました
何だよそれ。
絶対に真似できないところで輝かれても、こっちはどうすればいいんだと。
ある意味、絶望ですよ。
だけどそんな「絶対に真似できない」っていうところが役を介してスクリーンに溢れ出して最高の輝きを見せる、そんな上田監督の作品が、僕はやっぱり大好きなのです。
大澤さんのそんな生き方やいろいろな想いが、スクリーンの中で、確かに輝きに変わっていました。
少なくとも、僕にはそんな風に映りました。
自分のどんな部分が一番、スクリーンで輝くのか。
それはまだ僕にもわかりません。
でも、きっといつか自分にも、最高に輝ける瞬間が来る。
そう信じている限り、役者は一生辞められそうもありません。
今日の話に戻しますが、上映後はなんとサプライズで舞台挨拶がありました。
舞台挨拶後は写真撮影も
役があて書きなので、皆さんそのままスクリーンから飛び出してきた感じで最高でした
そして本当に皆さんあたたかくて素敵です
大澤さんも、映画の中で感じた魅力をそのまま感じました。なんなんだあの魅力は・・・もうすっかりファンです。
人それぞれいろんな生き方があるけれど、どんな生き方であれ、一生懸命生きている人は、魅力的だ。
やっぱりそのことは、僕にとって、希望だ。そう思った。
この映画に携わった皆様へ感謝の気持ちを込めて。
引き続き、スペシャルアクターズを応援します
映画「スペシャルアクターズ」公式@special_actors映画『#スペシャルアクターズ』 新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶、お越しいただいた皆さま、ありがとうございました!! 映画は、まだまだ始まったばかり!海外での公開も決まりました!! 1人でも多くの方に届きますように👐 #スペアク https://t.co/7pFAaImiYY
2019年10月18日 20:27