皆さん、こんばんは。

佐伯恵太です。

 

今日は昼からボイトレ、そして夜は「ラフカット2019」を観に行ってきましたビックリマーク

 

 

"「ラフカット」は、エネルギーを持て余している役者に、力試しの場を提供していこうというプロジェクトです。"

 

 

今回、僕が大好きな作品『コーヒーが冷めないうちに』のラフカット用に書き下ろされた特別バージョンが観られると知って、ラフカットを観に行きました目

 

『コーヒーが冷めないうちに』は元々舞台作品で、その後小説になり、映画化もされた作品です。

 

舞台版は何度も上演されていて、僕も出演したことのある作品ですひらめき電球

 

 

 

なので一番の目当てはその作品だったのですが、他の3作品の脚本が矢島弘一さん、堤泰之さん、宮藤官九郎さんで、なんと宮藤官九郎さんの作品は1999年にラフカットで上演された作品という、見どころだらけの全4作品でした!!

 

 

このブログでは

 

第4話「コーヒーが冷めないうちに」

〜『親子』父を追い返してしまった娘の話〜

 

について書きたいと思います合格

 

 

「コーヒーが冷めないうちに」シリーズであるこの作品の舞台は、過去に戻れると噂されている喫茶店。そう、シリーズではすっかりおなじみとなったフニクリ・フニクラです。

 

 

今回の主人公は、サブタイトルの通り「父を追い返してしまった娘」でした。

 

 

僕は娘でもなければ父親でもないのに、なぜこんなにも共感して涙が出るのかと。

 

 

それはもしかすると、親子でも、兄弟でも、夫婦でも、愛情や思いやりの気持ち、根っこの部分は同じだから、ということなのかもしれません。

 

 

 

ネタバレを避けるために内容を知っている方にしか伝わらない感じになりますが、過去に戻ったときに喫茶店に響き渡る電子音。

 

あんなシンプルで機械的な音なのに、その意味するところを考えればどうしようもなく切なくて苦しくて。

 

こんなにも心を掻きむしる電子音を、僕はこの作品以外で知りません。

 

 

 

メインはこの父と娘ですが、喫茶店のマスターや、おなじみの人物たちも登場しますので「コーヒーが冷めないうちに」のファンの方ならたまらない作品だと思いますビックリマーク

 

そして、過去に戻る方法や、注意点などについては作品中で丁寧に語られますので、コーヒーシリーズを観たことがない方でもよくわかる内容になっています。

 

 

僕は舞台→映画の順でこれまでシリーズを観ていて、舞台にはない表現が映画にはあって面白いなと思っていたのですが、舞台の演出もどうやら進化していて、映画を彷彿とさせる部分と、そしてやはり舞台ならではの良さもあり、今回観ることができて本当に良かった。心からそう思える作品でした!!

 

 

 

最後に。

 

「コーヒーが冷めないうちに」脚本の川口俊和さんのツイートです。

 

このツイートのリンクのブログがまたとんでもなくアツいので、必見です。

 

これだけの想いが込められた素晴らしい作品。

 

正直この作品だけでもチケット代分の価値は十分にあると感じましたが、なんと4作品観れてしまうラフカット2019、素晴らしすぎます合格

 

30日まで上演されますので、気になった方は全労済ホール スペース・ゼロで是非、ご観劇いただければと思います目