皆さん、こんにちは。
佐伯恵太です。
昨日は、二月競春名作喜劇公演「華の太夫道中」「おばあちゃんの子守唄」を観劇しました
130年の歴史を持つ劇団新派と、70年の松竹新喜劇、合わせて200年の夢の競演です
「華の太夫道中」には、新派作品初出演の藤原紀香さんが出演されました。頭の回転も悪く不器用なのにどこか憎めない、という役どころでしたが、やはり藤原紀香さんの華やかさは圧倒的なものがありました
事務所仲間の春本由香さんも個性的な役で、存在感を発揮していました
「おばあちゃんの子守唄」で劇場に大爆笑をもたらしたのは曽我廼家 寛太郎さん。
松竹新喜劇の俳優さんで、マシンガントークに軽快な動き、抜群に面白いリアクション・・・面白すぎて感動してしまうようなとんでもないお芝居でした。曽我廼家寛太郎さんのお芝居をもっとたくさん観てみたくなりました。
両作品とも、最高に面白いのはもちろん、家族の愛や人情を感じてグッとくる、とっても素敵で上品な作品でした。
歴史ある新派と松竹新喜劇のコラボレーションの凄さを体感できた二つの作品でした
上演期間は2月23日(土)までですので、是非皆さん、松竹さんのホームページをチェックしてみてください
ホームページより引用して、両作品のみどころ(あらすじ)をブログでもご紹介させていただきます。
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一、華の太夫道中
原題の『太夫さん』は、昭和30年(1955)花柳章太郎によって初演され、
以降半世紀以上にわたり、劇団新派が大切に上演し続けて来た作品です。
京都の島原遊郭で、人々がたくましくも美しく生きてゆく姿が描かれた、
人情味溢れる感動作を、今回は、情味の溢れる女将おえいを波乃久里子が、
ひたむきで純粋な心のきみ子を藤原紀香が勤め、初の太夫道中に挑みます。
二、おばあちゃんの子守唄
初演は昭和29年、「日本一のおばあさん」というタイトルで、舘直志(二代目渋谷天外)が
“名おばあさん役者”といわれた曽我廼家十吾のために書き下ろした作品です。
その後、数多くの名優たちに演じ継がれ、今回は新派の水谷八重子が、
新たな風を吹かせます。親子の情愛を描き、見る人の心を揺さぶる
温かい涙と笑いの世界をお届けします。
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僕は京都出身で、関西といえば吉本新喜劇。
子供の頃からテレビで吉本新喜劇を観て育ったわけですが、その吉本新喜劇と松竹新喜劇は同じ「新喜劇」ということで、ライバルと言われることもあるようです。
吉本はコントが主体の軽演劇、松竹は人情喜劇が得意ということで、カラーが異なります
松竹新喜劇の作品もこれからたくさん観ていければと思います