映画『9road』について、今このブログを読んでくださっている方は、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。

 

9roadはゲーマーのクロダさんを主演に、多くのゲーマーの方々を巻き込みながら立ち上がった映画企画です。公開オーディションでキャスト募集をし、その様子を7時間まるごとBeasTVで配信するなど、企画の立ち上がり方としても斬新で、面白いプロジェクトでした。僕はそのオーディションで選ばれた出演者の一人でした。

 

 

今年4月にはトレーラーが公開され、長編映画としての撮影に向けて動いているところでした。しかし、先程9roadの公式twitterで発表がありましたように、この度、映画『9road』の制作は中止となってしまいました。このブログ内でその経緯には触れませんが、いち俳優として、この企画を心から楽しみにしていた人間として、とても残念です。

 

今だから言いますが、トレーラーでこそ出番は短かったですが、長編の構想の中で、非常に重要な役をいただいておりました。もちろん、役の大小によって頑張ったり手を抜いたりすることはありません。常に全力投球です。しかし事実として、メイン級の役をいただけるチャンスは割合として、ましてや今の僕にとっては千載一遇のチャンスで、俳優人生をかけて頑張ろうという意気込みであったことは間違いありません。この悔しさをバネに次の現場で頑張る、というのはもちろんですが、僕はやっぱりこの9roadそのものでいつかリベンジしたい。この企画がいつの日か再度立ち上がることを願いたいと思います。そしてその時も役を掴み取れるように、今よりもっと魅力的な俳優になるよりほかありません。僕にはこの映画企画を動かす力はありませんが、もし僕と同じように、この映画の再始動を願ってくださる方がいらっしゃったとすれば、そのお気持ちだけで嬉しいです。

 

この企画を応援してくださった皆様、改めてありがとうございました。ありがとうの言葉がこのようなタイミングになってしまってすみません。

 

でも、この企画に関わることができてよかったと思っています。それは、トレーラーだけでも出演できたから、ということではありません(ここにトレーラーを貼るのは何か違う気がするので、もし興味を持ってくださった方はYouTubeで『9road』を検索してみてください)。

 

僕がよかったと思うのは、クロダさんや梅原さん、折笠さん、ZackyWildさん、黒黒さんなど、ゲームを愛する皆さんと出会えたこと、この企画を牽引してきたほとばしる情熱の田村監督と出会えたこと、ゲームの世界、格ゲー界がこんなに熱いところなんだってことを知れたことです。俳優としての僕にとって、当初は9roadに出演することが目的であって、まさか獣道 弐を生で観戦しに行くなんて思ってもいなかったけれど、巻き込まれるうちにどんどんこの世界のことが観たくなって、生観戦した獣道弐はめちゃくちゃアツかったです。

 

エキストラの皆さんも一生懸命アクション稽古に通われていて、一日稽古にご一緒させていただいたり、総勢でけっこう大所帯になっていたチームでトレーラー撮影後には打ち上げしたり、どれも素敵な思い出です。またいつか、この続きの日々を過ごせる日がくるように、僕も頑張りたいと思います。

 

この企画を応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!この企画を通して僕のことを知ってくださった皆さんとも、またお会いできる日を楽しみにしています。

 

9roadは終わらない。そう信じて。