涙ソムリエの佐伯恵太です。

 

>>涙ソムリエとは<<

 

『第一回涙ソムリエ認定講座』がいよいよ今月15日開催ということで講座の準備と共に、普段より涙活のペースも上げています。そんな中、最近取り組んでいるのが映画本編ではなく「映画の予告編」を使った涙活です。映画が大好きで、映画を観て涙活したい!でもなかなか時間が取れなくて、、という皆さんは参考にしていただければと思います。

 

時間が取れる皆さんは映画本編を観てください。本編が観られるなら本編を観るのが一番です。涙活するにしても、映画を楽しむにしても。あくまでも、限られた時間で涙活する方法の一つとして、ご紹介させていただきます。

 

 

【前提】予告編で涙活する前に本編を最低一回は観ておくこと

 

当たり前ですが、映画の本編を観ているからこそ、予告編を観るだけで本編の記憶が蘇って大きな感動があるのです。感動映画の予告編はもちろんそれだけでも感動できる作りにはなっていますが、やはり本編あっての予告編です。ですので本編を観たことがある前提でこれからお話を進めていきます。それから、本編自体が泣ける映画でないと、予告編も泣けない、というのは大前提です。

 

 

涙活のための映画予告編の選び方

 

①時間は2分〜5分程度のものがオススメ

 

これは映画の予告編に限らずどんなコンテンツを使った涙活でも言えることですが、映像でも音楽でもストーリーや起承転結があるので、開始後すぐに感動できる作りにはなっていないものが多いです。また、人が感動してから実際に涙が流れるまでに早くても30-40秒ほどかかります。これについては科学的に検証したデータもあるそうですが、だいたい普段涙活をしていても涙が流れるのは開始後1分近く経ってから、かなり早くて30秒くらいの段階です。映画の予告編では1分前後のものも多いのですが「涙活」として考えた時には、その尺ではせっかく盛り上がってきたタイミングで終わってしまいます。また、予告編ではそれほど長いものはあまりありませんが「公開前スペシャル映像」なども含めると10分近い尺のものもあります。これくらいの尺になってくると、映画の内容を知る、という意味では良いのですが、涙活としては少し間延びしてしまうような印象です。

 

 

②コメディシーンの無いもの(少ないもの)がオススメ

 

ヒューマンドラマや青春映画など感動できる映画の中には、コメディの要素が含まれているものも多く、2時間くらいの映画の中ではコメディは集中を切らさないためのアクセントになったり、さらなる感動を呼ぶスパイスになったりします。しかし予告編の中にコメディの要素が入ってくると、何せ全体の尺が短いので感動モードへの切り替えが難しくなってきます。例えば『湯を沸かすほどの熱い愛』は、映画として僕も大好きで涙活映画としてもイチオシなのですが、コメディというか予告編が少しポップに作られているので、予告編で涙活するには少し不向きかもしれません。

 

 

③ナレーションの少ないものがオススメ

 

映画の予告編といえば、ナレーションですよね。ストーリーを語ったり、映画のタイトルを言ったりと、予告編の中にふんだんにナレーションが入っているものがあります。内容を把握する、ワクワクする、という効果のあるナレーションですが、涙活に活用する予告編の中にはナレーションが極力入っていないものの方が自由に想像できますし、最後にタイトルコールなども無いほうが余韻を感じることができます。

 

 

以上3つのポイントをクリアしている映画の予告編は涙活に適した予告編になっていると思います。色々探していただくとわかることですが、凄く良いのに時間がちょっと短いとか、中盤に出てくるコメディのところで涙活モードが解除されてしまうとか、最後のタイトルコールのところで「予告編を観ている」ということが強調されて冷めてしまうとか、惜しい予告編というのが多いことと思います。ただ予告編はあくまでも本編への期待を煽るものですので、涙活的にオススメできないポイントがあっても無理はありません。

 

 

今回は、それでも予告編で泣きたいんだ!!という皆様へ向けたブログでございます。お待たせしました。涙活的オススメ予告編を紹介させていただきます。

 

世界の中心で、愛をさけぶ(プレビュー)

 

 

皆様ご存知の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の予告編です。2分11秒の中に、感動の場面、名台詞のたくさん詰まった涙活的にも最高の予告編です。コメディの要素やナレーションもなく、最後もすっと終わって余韻を残してくれます。

 

 

「8年越しの花嫁 奇跡の実話」 スペシャルトレーラー

 

 

こちらも涙活としても鉄板の素晴らしい映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』です。予告編としても最高です。こちらの予告編は、主題歌のback numberさんの「瞬き」と共に劇中のシーンが流れるというもので、セリフもありませんが予告編を観ているとセリフが聴こえてくるようです。主題歌が映画にベストマッチなので歌詞と映像もリンクしてさらにぐっときます。

 

ちなみに僕のポリシーとして基本的に自分が実際に泣けたものしかオススメしないのですが、上の動画はそれぞれ2分強の動画で涙が17粒(動画上)と16粒(動画下)出まして、これは自分の中でも相当多い量だったのです。やはり予告編の映像そのものだけでなく本編の感動の記憶が蘇るということで、同じくらいの尺の映像と比べても勝るとも劣らない「予告編」のパワーを感じました。

 

素晴らしい予告編はたくさんあることと思いますので、皆さんも是非チェックポイントを頭の片隅に入れつつ、探してみてください。そして素敵な予告編を発見したら是非教えてください!今回は予告編でしたが、YouTubeだと映画のメイキングなど映画の舞台裏が観られたりもします。"ヒュー・ジャックマンも感涙!映画『グレイテスト・ショーマン』「This Is Me」ワークショップセッションの様子" は特にオススメです!

 

他にも、映画の主題歌や挿入歌を聴いて涙活したり、予告編⇔主題歌を行き来して涙活するなど、一度本編を観ているとそこから派生していろんな形で涙活をすることができます。

 

 

短い時間で泣いてスッキリしたいという時には『短編映画』『WebCM』『ミュージックビデオ』あたりが主流ですが、『映画の予告編』というのも選択肢に入れておけばさらに可能性が広がることと思います。僕自身、役者であり映画大好きな人間ですので、冒頭でもお話しましたように、本編あっての予告編だと思っています。しかし、予告編まで活かしきって涙活をしたり、日々映画のことを思い出す、というのも映画の愛し方の一つなのではないかと思います。

 

映画好きの皆さんや涙活を楽しみたい皆さんの一助となれば幸いです。

 

 

------

 

第一回「涙ソムリエ認定講座」開催決定!!

 

平成30年9月15日(土) 
14時~15時30分

 

会場:SHAREmeeシェアミィ市ヶ谷会議室

 

講師:佐伯恵太

 

詳しくは >>涙ソムリエ公式サイト<< よりご確認ください