休日の気合いの入ったお昼ご飯(大宮 駕籠休み & 台湾茶房e-one) | UNTITLED

休日の気合いの入ったお昼ご飯(大宮 駕籠休み & 台湾茶房e-one)

2月最初の3連休初日、多少無茶をしても2日かけてリカバリーすれば良いので、元気よくお昼ご飯を食べに行こう!と、大宮へ。

 

 

今日はお目当てのランチがあるのです。

 

開店前から行列が出来るお店で、過去にチャレンジしたものの臨時休業で食べ損ねた経験もあります。

 

直近では1月7日に食べに行き、出足が少し遅れてしまったが為に売り切れのメニューばかりで、肝心のメインもギリギリで食い逃すところでしたが、なんとか最後の1食にありつけました。

 

 

 

さて、そのお店とは・・・?

 

 

武蔵一宮氷川神社の一の鳥居から少し神社方面に歩いたところにあるうどん屋さん『駕籠休み』です。

 

 

大宮駅から徒歩で旧中山道を南下してお店へ急ぎます。

 

 

10時開店でお店に到着したのは9時20分。

既に十数名のお客さんが並んでおりました。

 

慌てて列の最後尾に並び、開店のその時を待ちます。

 

 

開店時間が近づいてくると店員さんが並んでいるお客さんに整理番号の書かれた紙を配っていきます。

私が受け取ったのは「14番」。

う~ん、開店後速やかに入店できるか非常に微妙です。

 

また色々と売り切れてしまいやしないかドキドキしながら開店時間を待っていると、ようやく10時、開店時間になりました。

 

 

店員さんから「14番のカードをお持ちのお客さんは?」と声をかけられたので手を挙げると、「お客さんまでが1巡目に入店頂けます」と店内に案内されました。

ほんとギリギリだったんだな・・・

 

 

で、入店後、整理番号1番から順番に注文を取られていくので、自分の番になるまでに何を注文するのか思案します。

 

前回来たときにはきのこ汁うどんの特盛りを注文しましたが、今回は・・・

 

手元のメニュー表や壁にゴチャゴチャと貼られたメニューを見ながら待っていると、どんどん売り切れの商品が出てきているようです。(特にご飯もの)

1巡目のオーダーで売り切れが続出していく商品ラインナップ、怖すぎです。

 

で、ようやく最後に私の注文の順番が巡ってきました。

 

 

まずは肉汁うどんの並盛りを。

そして前回来たときに売り切れで食べられなかった鬼倉ゴボーも注文。

そして豪麺附け掛け並盛り!!

 

さぁ、どうだ!

うどんと豪麺の両方を注文したぞ!

ちなみに豪麺とは長野の5種の小麦粉の特徴を活かした駕籠休みの特製うどんらしい。

 

 

駕籠休みは料理が出来上がるとテーブル番号(席番号)が呼ばれるので、呼ばれたら受け渡し口まで受け取りに行くセルフサービス方式。

 

なのですが、なぜか1人で2品注文したからなのかボーッとしているように見られたのか、肉汁うどんが出来上がったら店員さんがテーブルまで持ってきてくれました。

 

 

ほら、見てくださいこのうどんの太さと不揃い加減。

 

 

これがいかにも武蔵野うどん!という見栄えですが、これが良いんですよ。これが食いたいんですよ。

 

この太いうどんを熱々の肉汁にたっぷり漬けてわしわしと口に押し込んでギュッ!と噛むと、うどんの太さと強めのコシで顎に掛かるテンションが非常に心地良く、甘辛い肉汁の醤油の香り、豚肉の油の香り、ネギの香ばしい香りに負けない小麦の香りが口いっぱいに広がって、ズッとこのうどんを噛み続けていたくなります。

うどんのコシとしては、他の武蔵野うどんではもっと強靱なコシのお店もありますが、そういう「強靱系」のうどんに比べると少し柔らかいのですが、噛むときの顎の心地良さが最後まで続く(強靱系のお店だと後半疲れてくる)なんとも絶妙なコシです。

 

 

そんな駕籠休みのうどんを味わいつつ、前回来たときに売り切れで食べられなかった鬼倉ゴボーをいただきます。

 

 

半分に切られたゴボウと人参が甘辛い醤油だれでしっかり煮込まれていて、ジュージューと炒めていないアホみたいに太いきんぴらゴボウのような味わいですが、煮込まれているので人参もゴボウもまぁ柔らかい。

 

まずはゴボウにガブリとかぶりつきますが、しっかりしたゴボウの繊維を感じつつもホロリと柔らかく噛み切れるので繊維が残る感じはありません。

そしてゴボウを噛むと染みた出汁がジュワーッと口の中に広がって、ゴボウの土臭さと醤油の出汁の香りがとにかく美味い。

そしてゴボウの上にどんと鎮座している人参もクタッとするほど煮込まれていて柔らかく、噛むと人参の香りと甘さをしっかりと感じられて、これはうどんの付け合わせとしてはかなり素晴らしい逸品です。

 

 

 

さて、肉汁うどんを平らげると、再び店員さんが出来上がった豪麺を持ってきてくれました。

 

 

前述の通り、豪麺もうどんではあるものの、先ほど肉汁うどんで食べた武蔵野うどんとは異なるフォルムで、見た目から細くはあるものの冷や麦ほど細くも無く、五島うどんに近しいサイズでもう少し厚みのある、切り口が正方形に近いうどんになります。

 

 

コイツを鰹節や羅臼昆布、豚骨や鶏ガラで出汁を取ったチョイ辛の醤油スープにつけていただきます。

スープは魚介系のつけ麺に有るようなラーメン的な仕上がりになっていますが、この見た目はサラッとしているのに全ての素材からしっかり旨味の抽出されたスープに、ラーメンでは無いこのうどんをつけて食べると・・・まぁ美味いんですよ。

冠水が入っていないので冠水の香りや冠水由来のツルッとしてコシのある食感はないものの、小麦の香りがしっかりを感じられてムチッとした食感がたまりません。

前回来たときにはギリギリで手打ちうどんが選べたのであのごつい手打ちうどんを食べたのですが、この豪麺もうどんの旨味をしっかり感じら、太いうどんには無い食感を楽しめることが分かりました。

今度はこの麺を肉汁につけて食べてみたいな・・・

 

 

2杯目の豪麺もペロリと平らげ、お会計へ。

 

店の入り口やレジの周りにはお買い得なお野菜が並んでおりますが、この後行きたいところがあるのでとりあえず無しで。

 

 

 

お会計を済ませて店の外に出て、そのまま隣のコチラへ。

 

 

 

 

駕籠休みの隣にある氷川参道沿いにあるコーヒー豆販売店『自家焙煎珈琲豆 南回帰線』さん。

 

以前何度か来ているのですが、ここで買ったブラジル産の樹上熟成豆が美味しかったので、今回も買ってみることに。

前回はフレンチローストだったので、今回はシティローストで試してみることに。

 

豆のまま買って帰るのが正しいのは分かっちゃいますが、家でミルできないのでペーパードリップ用に挽いて貰いました。

 

 

 

さて、うどんも食べたし、珈琲も買ったし、後はあそこに行くべく氷川参道を北上していきましょう。

 

 

因みに氷川参道は一の鳥居から境内まで2kmあり、日本記録認定協会で日本最長の神社参道として認定されたそうです。

天気が良ければ散歩をするにはちょうど良い距離で素晴らしい環境です。

 

例えば大宮区役所の移転に伴い整備された区間は自動車も通らず子供連れでも安心して散歩が出来ます。

 

 

そして参道沿いには、中学校の卒業式をしたこんな施設跡地も。

 

 

懐かしいなぁ・・・。

学校の芸術鑑賞会の時も、ここでオーケストラの演奏を聴いた記憶が。

 

でも、いつ潰すんだろう?

いい加減跡地活用しないとね。

 

 

と、周りをキョロキョロしながら氷川参道を歩いていると、第二の目的地に到着です。

 

 

 

 

 

氷川参道沿いにある台湾料理店『台湾茶房e-one』さんです。

 

コチラのお店も何度も来ているのですが、平日の夜はなかなか行けないし、日曜日はお休みなので行けないし、土曜日のお昼に行くしかないわけです。(ホントは平日の夜行きたい)

 

で、先ほどうどんを2人前食べた後ではありますが、未だ大丈夫!なんとかなる!!多少無茶しても明日もあさっても休みだから大丈夫だ!!!

 

ということで、伺った訳です。

 

うどんを食べた後でお店に到着をしたのは11時20分頃。

11時開店で店内は既に1巡目のお客さんで満員。

お店の外には数組のお客さんが待っている状態でした。

 

お店の外の呼び出し表に名前を書き、未だ少し時間が掛かりそうなのでドラクエウォークをしながらお店の周辺をウロウロ。

しばらく待ってお店に入れたのは12時でした。

 

店内はこんな感じ。

 

 

店の外を見てみると、ビックリするくらいお客さんが並んでおりました。

いやはや、これでもタイミングが良かった方だな。

 

 

 

さて、うどんを食べてから1時間経っています。

お腹ペコペコという状況ではありませんが、十分に食べられるハズ!

という根拠の無い自信で、ランチタイム限定の「台湾満喫セット(魯肉飯)」と台湾コーラの「黒松沙士」、そしてデザートに「スペシャル豆花」を注文しました。

 

 

 

先ず運ばれてきた黒松沙士を飲みながら料理を待っていると、出て参りました。

台湾満喫セットです。

 

 

肉焼売2個と小籠包1個、豆腐干糸、腸詰め、炸花枝丸(イカ団子)、大根のスープ、魯肉飯、凍頂烏龍茶。

・・・魯肉飯、普通にボリューム有るな・・・

 

魯肉飯のボリュームを忘れていたので軽く衝撃を受けつつも、大丈夫、これくらいペロリと行けるさ!と、いざ、3食目のお昼ご飯の開始です!!

 

まずは豆腐の水分を飛ばして細く切った豆腐千糸で口の中を整えます。

抑えめの味付けなので豆腐の淡泊な旨味が引き立ち、このキュッとした食感も好きです。

 

お次は焼売。

シンプルな肉焼売ですがジューシーで肉々しい餡と薄いながらもモッチリとした皮のバランスがちょうど良く、ふだんそんなに焼売を食べないのですが、改めて焼売の美味しさを実感。

一つ目は酢醤油でさっぱりと頂き、2個目は何もつけずにそのまま食べましたが、餡にしっかりと味があるのでそのままの方がより焼売の美味さを実感できました。

 

一旦、非常に淡い塩味の大根スープを挟みつつ、魯肉飯へ。

八角と醤油香る豚肉の旨味、そうそう、これが魯肉飯ですよ。

久しぶりの魯肉飯に喜びつつパクパクと3分の1ほど食べ進めたところで・・・・・・あ、このまま食べ進めると相当苦しいぞ。

うどん2人前が胃の中で主張し始めた・・・・

 

慌てて味変のために好物のイカ団子へ。

軽く塩とこしょうで味付けされた揚げたイカ団子、かじり付くとプリップリで熱々のイカのすり身団子が美味い美味い。

イカの香りが本当に強くて好きなんですよ、これ。

 

よし、勢いが戻ってきたぞ!(多分)

 

次は未だ熱々の小籠包。

てっぺんに少し穴を開けて酢醤油の小皿に入っている生姜をぶっ刺して勢いよくパクリ!

おほぉっ!!

コクのあるスープが皮の切れ目から溢れてきて、これを口の中でホロホロ転がしながら少しずつ噛みしめる喜び。

2個も3個も食べたくなる小籠包が蒸籠に1個しか入っていないのが恨めしい・・・

 

再び魯肉飯を3分の1ほど勢いよく食べると・・・うっ・・・急に閾値を超えて来た感があるぞ。

 

黒松沙士をグビッと飲んで流し込もうとすると、炭酸の逆撃を食らって更に窮地に立たされることに・・・

 

一旦落ち着き腸詰めをはさみつつ魯肉飯を完食します。

 

 

正直メチャメチャ胃がパンパンで苦しいです。

が、料理が美味しいので苦しくてもじっくり味わって食べられます。

 

まぁ、台湾満喫セットだけでは物足りないので、物足りないままお昼ご飯を終えるよりはイイかな。

何せ今日は「気合いの入ったお昼ご飯」だから。

 

 

と、いうわけで台湾満喫セットと黒松沙士で台湾をこれでもか!と言うほど満喫致しました。

 

 

 

ふぅ~・・・・お腹いっぱい過ぎ。

 

 

 

と、一息ついたところで・・・・・忘れてた・・・・

 

 

 

スペシャル豆花のお出ましです。

 

こちらの豆花の豆腐は一般的な日本の豆腐よりも若干寒天ぽい弾力があり、ツルンとした食感です。

そこに優しい甘さのシロップ(ここは甜菜糖がベースかな?)が掛かっていて、その上に白キクラゲ、小豆、タピオカ、芋圓、地瓜圓が乗っかっている豪華版。

 

・・・なぜスペシャルを頼んでしまったのか・・・

 

 

しかし、まぁ、食後のデザートです。

デザートは別腹とどこかの誰かが言っていました。

 

 

気持ちを新たに、豆花を食べ進めます。

 

コリッとした食感が良いアクセントになる白キクラゲとタピオカを食べ進めます。

タピオカがかなり胃の中で主張し出すのは気にしないことにします。

 

そして淡泊な豆腐と甘い小豆を一緒に食べ進め、もちもち食感の芋圓と地瓜圓を1個ずつ確実に食べていきます。

 

豆花、好きなんですよ。

MeetFresh 鮮芋仙」や「春水堂」でもたまに食べてます。

だから、お腹いっぱいでもスプーンは止まらないんですよ。

(止まったら終わりなんですよ・・・・)

 

そしてシロップの最後の一滴まで飲み干し、最後の最後にコップに残っていた黒松沙士を飲み干して台湾茶房e-oneさんでの食事を終えました・・・

 

 

ごちそうさまでした!!!

 

 

もう、本当の本当にお腹いっぱいです。

胃が膨れすぎて他の臓器を圧迫し、呼吸が浅くなって深呼吸が出来ないなんて・・・無茶食いをしていた大学生の頃以来でしょうか・・・

良いオッサンがやることはありません。

 

 

でも、なんでしょう、この気合いを入れた3食分+デザート、どれもやっぱり美味しかったし、満足感と達成感はハンパじゃ有りません。

 

でも、とにかくお腹がいっぱいです。

仕方が無いので少し大宮の街中を散歩して、少し落ち着いてから帰りましょう。

 

 

 

皆さんも是非、ここまで無茶な食事をする必要は有りませんが、絶対に後悔しないので「駕籠休み」と「台湾茶房e-one」でお食事をしてみてくださいませ!!