
ナガオカ オーディオ用インシュレーター 日本製 4個入 INS-BR02
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そう言えばズッと前から気になっていたインシュレーターがあったんですよ。
買おう買おうと思っていたんですが、ズッと買うのを忘れておりました。
で、ヨドバシカメラのネットショッピングでお気に入り登録されていたコレが表示されてきたのでいよいよ購入致しました。
国内のレコード針やレコード関連製品の老舗、株式会社ナガオカの「INS-BR02」です。
真鍮削り出しのボディにルビー玉を組み合わせたインシュレーターで、ダイヤモンドに次ぐ硬度のルビーをインシュレータとして使用するのはレコード針メーカーでもあるナガオカならでは。
真鍮モデルの他にステンレスモデルもありますが、今回は真鍮モデルを購入しました。
個人的には、もしカーボンやタングステン等の別の素材のものがあったらそちらを買ったかも?ナガオカさん、どうでしょう??(笑)
さて、箱を開けると中にはインシュレータとスパイク受けが4つずつ入っています。
これだとルビーがよく分からないので箱から取り出します。
このインスレータの先端に装着されているのがルビー玉です。
写真では黒っぽく見えるルビー玉ですが、照明にかざすと赤く光ります。
試しにフラッシュを焚いて撮った写真はこちら。
先端の尖ったインシュレータだと設置の時に手に穴が空いたりするのでドキドキしながら扱う必要が有りますが、球体なら手に刺さらないから安心ですね。
さすが高硬度なルビー、この4個セットで最大荷重200kgというから驚きです。
さて、このキラッキラのインシュレータを使用中のプリアンプ、B.M.C.のDAC 1 Preに設置していきます。
DAC 1 Preにも底面四隅にインシュレータが設置されています。
そのインシュレータ裏を確認したところ、底面にフェイルとが貼り付けられていました。
流石に本体をひっくり返して確認は出来ないので、指でフェルトの形状を確認してみると、ちょうどこのインシュレータがハマりそうな穴がくり抜かれていました。
試しにインシュレータをその穴にはめ込んでみると、ジャストサイズでハマるじゃ有りませんか。
これは設置がはかどる。
で、インシュレータの設置は完了。
照明を当てるとルビーが輝いて綺麗ですが、まぁ、ラックの中に設置しているから普段は見えません。
インシュレータを噛ませるとかなり腰高になりますが、揺らしてもガタつかずしっかりインシュレート出来ていそうです。
設置前
設置後
さて、問題は音の変化です。
実は今回、「こういう音の方向性になるんじゃ無いか?」と期待してこのインシュレータを購入しました。
その方向性というのは音離れが良くなって左右への音の広がりが増すんじゃ無いか・・・・?というもの。
それを確認するために、まずは左右に派手に音が展開するシンセサイザー作品がいいハズ。
まずは姫神の「神々の詩」から。
1曲目のタイトル曲、神々の詩は歌声がパッと左右に広がっていきつつ、低音が如何にスピード感を持って曇らずに再生できるか。
派手に左右に展開する楽曲ではないので空間の広がりはほぼ変化無し。しかし、低音に関しては明瞭になってより沈み込む様になりました。
そして2曲目の風の彼方は冒頭から左右に派手にパンするトーキングドラムのような音がどのように広がっていくか・・・コレを楽しみにしていました。
出てきた音は・・・・・期待以上に左右への音の広がりが増し、まるで音がぐるっと回っているような錯覚を感じる程に綺麗にスピーカーの外側に音が展開していきます。
次に坂本龍一さんの「未来派野郎」を。
こちらも黄土高原の左右にパッと拓ける黄土高原を鳥観で疾走する爽快感がより強まりました。
G.T.の冒頭の左から右に流れるブレーキ音も、より明瞭にスピーカーの外に音が飛び出した印象です。
これはクセになる。
HELGE LIEN TRIOの「Spiral Circle」も、1曲目のLiten Jazzballongで出てくる太鼓の異様なまでの重低音が間延びせずに明瞭に、それでいてしっかりと、どこまでも沈み込んでいき息をのんでしまいます。
そしてTAKE FIVE冒頭のドラムソロもハイハット、シンバル、スネア、バスドラ、カウベルなどすべての楽器の音の粒立ちがより良くなり、定位がバッチリと決まっています。(本作のドラムは各ドラムの楽器が右チャンネル、左チャンネルに割り振られていないので音がバラバラになり過ぎないのがイイ)
他にもアレやコレをと引っ張り出して聴きたくなってきました。
これは年末年始のオーディオライフが楽しくなりそうです。
アンプの買い替えを検討していたのだけれど、これは費用対効果の高いオーディオ遊びになりました。
もっと早くこのインシュレータを買っていればよかったなぁ。