DAC64を持参して・・・ | UNTITLED

DAC64を持参して・・・

本日、いよいよお招きいただいていた横浜のM氏のお宅へ伺う。

 

同行の同僚K氏がちょっと遅れたので、30分遅れで待ち合わせの駅に到着。

そこからM氏の車でM氏宅へ。

 

ただ、お宅と行っても単身赴任で会社の寮に入っているとのこと。

ただ、隣、下階共に入居者がおらず、かなりのボリュームで音楽を楽しめるとか。

非常に楽しみ。
 

いざM氏の部屋に到着すると・・・ビックリ!

部屋の中央にドド~ン!とB&W社のNautilus803が!

その奥にはオーディオラック。

 

最上段に鎮座召しますのがESOTERICのP-0sD-30が!!

その下段にTechnicsのプリアンプSU-C3000とAccuphaseのCSチューナーT-110CS

更にTechnicsのパワーアンプSE-A5000が2台、DATデッキと、かなり重厚な布陣。

 

というか、部屋の大半を占めるオーディオ機器に圧巻。

 

で、各機器の説明を受けながら持参したCDをかけてもらうことに。

 

まずは塚原小太郎トリオのKo-Koをかける。

・・・すごい!1曲目のタイガーラグ、冒頭の虎の鳴き声がうちのシステムではノイズがいがらっぽくてあまり大音量で聴きたく無い音なのに対して、M氏のNautilus803からはノイズのいがらっぽさが無く、非常に滑らかでふくよかな音が。

それでいて、ぼやけた音では無いところが非常に好感が持てました。
 

次にかけたのが安カ川大樹のLET MY TEARS SING

これは非常に鳴らしづらいCD。

ベース一本で奏でる低音は、瞬間的な音圧が非常に大きくなるせいで、ボリューム管理や部屋の管理に気を付けて鳴らさないと、部屋が鳴ってどうしようも無くなる。

で、やっぱり最初に設定していた音量では部屋が鳴ってしまってダメだった。

ただ、低音の豊かさと濁らない音には感動。

きちんとスイートスポットで聴かないと低音がブーミーになり過ぎてこれもやっぱりダメだったけれど、スイートスポットに入った時の音の広がりと豊かさはスゴイ。
 

お次は長谷川陽子の「ノルウェーの森」。

最初のパーカッションの音の奥行き・・・たまりません。

そしてチェロのたっぷりとした低音。

チェロの弓が弦を擦る音のリアルさも素晴らしいです。

ただ、この曲も低音成分が非常に多いので、スイートスポット以外では低音がブーミーになり過ぎ、音が曇ってしまいます。
 

ここで私が知り合いから借りてきたPADのProteus AESデジタルケーブルで塚原小太郎のKo-Koのタイガーラグをかけてみる。

・・・・あれ?かなりノイズが痛い音になった。

丸みがなくなった。

う~ん・・・基本的にPADのケーブルはノイズ成分もスッキリと出し切ってくれている感じがするので、それが仇になったのか・・・。

前に接続していたM氏のデジタルケーブルの方が音に丸みがあって、ことこのタイガーラグに関しては気持ちよく聴けたんだけどなぁ。
 

さてさて、ここからD-30を私が家からかついで来たCHORDのDAC64に取り替えて試聴することに。

同僚の持って来たCDやM氏の同僚の持参したCDをかける。

そして、M氏の愛聴盤を聴かせてもらう。

氏の趣味はなかなかよろしく、音質、楽曲の楽しさ共に良いチョイスで聴かせてもらった。

 

で、DAC64で聴いた感じは・・・上にも下にも非常に膨らみのある情報量の豊富な「聴き疲れしない」音。

曇った音では無く、澄んでいて、緻密で、雄大な音。Nautilusのスピーカーの良さもあって、繊細な音が適度な温度で耳に届く感じがたまらない。

ただ、Nautilusの豊かな低音がDAC64の勢いの良い低音を大きく出し過ぎてしまうソフトもありました。

しかし、クラシックに関してはDAC64がブイブイ言わせていました。

JAZZやPOPSではディスクによってRAMバッファー無しの方がシャキッと芯のある音や声になるものもあったものの、クラシックではRAMバッファー全開にすることで、雄大でいて繊細な、オーケストラの演奏しているホールの空間を感じることができました。

Nautilus独特の絶妙な空間の奥行きもばっちり。

 

結局午後2時頃から8時くらいまで、6時間ぶっ続け状態でCD鑑賞。

マラソン観賞会になってしまいました。
 

このシステムでDAC64を聴いてみて、改めてDAC64の素晴らしさを実感。

あぁ、買って良かったなぁ。しかし・・・悔しいなぁ。

あの奥行きの綺麗さ。

うちのシステムでも、もっと奥行きを出させてみたい。

 

う~ん・・・

そろそろ配置がえをしまくりますか・・・。