ORACLE CD1000mkIIに「Silver Harmonizer RCA」を付けた
先月DAC兼プリアンプのB.M.C.『DAC1Pre』とユニバーサルプレイヤーのPioneer『UDP-LX800』に接続した、オーディオみじんこ製RCA端子用仮想アースの『Silver Harmonizer RCA』ですが、よくよく考えると一番稼働率の高いCDトランスポートには使用出来ていませんでした。
というのも、使用中のCDトランスポートORACLE製の『CD1000mkII』にはRCA端子が無く、デジタル出力端子はAES/EBUとBNC端子のみ。
なのでDAC1PreとUDP-LX800で効果の高さを実感していたのに、CD1000mkIIには使用出来ていなかったのです。
で、BNC端子用の同様製品は無いかと探すも、約10万円の高級品のみ・・・
どうしようかと考えていましたが、そうか・・・「Silver Harmonizer RCA」にRCA⇔BNC変換プラグを付ければ接続出来るじゃ無いか。
でも、そんな使い方して大丈夫なのか?効果は?
と、「多分大丈夫なはず」とは思ったものの念の為オーディオみじんこのTwitterアカウントに質問をしたところ「Silver Harmonizer RCAの機能はグランドのみに作用しているのでBNC変換プラグ等をかましても効果が劣ることはない」との回答を頂きました。
だったら早速試してみない訳にはいきません。
だって、効果が高いんだもの。
そんなわけで、まずはRCA端子をBNC端子に変換するアダプタの調達。
この手の製品って、ロジウムメッキ仕上げの様なハイエンド品はないので、1個数百円の変換プラグをAmazonで購入。
本当は新しいSilver Harmonizer RCAを調達して、コイツとドッキングさせてCD1000mkIIに接続したかったのですが、品切れでなかなか入手出来なかったのでUDP-LX800から外して今回調達したプラグを接続。
う~ん、ただでさえ長~い筐体が余計に長くなったなぁ。
さて、コイツをCD1000mkIIに接続です。
やっぱり存在感凄いなぁ。
で、前回もSilver Harmonizerの効果が最大限に感じられたのが接続直後では無く翌日だったので、今回も1日寝かせて試聴してみることに。
翌日、CDを聴いてどのような効果が出たか検証です。
まずはクラシックから。
ベートーベン交響曲第7番/テオドール・クルレンツィス指揮・ムジカエテルナ演奏
第2楽章から聴きましたが、冒頭のファンファーレ以降のピアニッシモの演奏がとにかく綺麗。
静寂が今まで以上に「静寂」で、ステージの奥行きが明らかに深くなりました。
これは・・・今まで以上に引き込まれてしまいます。
綺麗になった分、フォルテシモでの迫力や低音は線が細くなってしまうのでは無いかと思いきや、そんなことは全くなくて「マイナス」の効果は皆無でした。
あぁ、もっと早くやっておけば良かった。
次はジャズ。
綺麗なジャズではクラシックとの比較にならないので録音の古いどジャズを。
Art Pepper Meets The Rythm Section (Platinum SHM-CD)
XRCD24盤とPlatinum SHM-CDがありますが、今回はPlatinum SHM-CDで。
アート・ペッパーの軽快なアルトサックスが入ってくる出だしからして音の出方が変わりました。
サックスならではの少しザラッとしたリードの音色はもちろん、キーパッドの音も解像度が増している感じがします。
そして、これはスピーカーのVIVID Audio『GIYA G1』の特製でもあるのですが、ジャズでもしっかりとステージがフッと眼前に広がって聴こえるところが、さらにステージの実在感が増し、コチラはクラシックと比べると多少ではありますが、奥行きや広がりも増しています。
改めて・・・もっと早くやっていれば・・・・。
というわけで、やっぱり効果絶大な『Silver Harmonizer RCA』でありました。
因みに、PioneerのUDP-LX800から取り外してORACLEのCD1000mkIIに付けてしまったので、UDP-LX800は寂しい状況になっておりましたが、先日、会社帰りにオーディオみじんこの店舗に伺ったら、1個だけ、発注者からの連絡が取れなくなってしまい宙に浮いてしまっているというSilver Harmonizer RCAがあったので頼み込んで売って貰い、UDP-LX800のRCAデジタル入力端子にも改めてSilver Harmonizer RCAが付いたのでありました。
コストパフォーマンス絶大のRCA仮想アース『Silver Harmonizer RCA』、やっぱりオススメです。