VIVID Audio GIYA G1に苦戦中
一昨日の8月28日にBlue Note TOKYOで聴いた上原ひろみさんのライブを反芻しながら土曜日と日曜日の2日間、バカみたいに上原ひろみさんの昨年発売の作品『Spectrum』をローテーションで聴きまくっております。
SHM-CD盤とSACD盤の両方を持っているので聴き比べをしながら聴いているのですが、いわゆるオーディオ的に言うと「空気感」のようなピアノの響きのキレイさはSACD盤に分があるのですが、力強さやそこにピアノがあるという「実在感」はSHM-CD盤の方が説得力があるなぁ・・・等と今更ながら感じております。
それはそうと、10日前にオーディオルームに導入したVIVID AudioのGIYA G1ですが、とにかくスゴい。
やはり化け物スピーカーです。
とにかく部屋が狭いなかでもめいっぱい設置幅を取り、数度の単位で内振りにしたり外振りに角度を変えて調整をしながら聴いているのですが、音の空間表現が生半可ではありません。
さらに、このふっくらとしたエンクロージャの左右に設置されたウーファーからは狂気を感じるような低音が、ものすごいスピードで飛んでくるので設置角度を少しでも誤ると部屋中に低音が充満して音楽を聴くどころではなくなってしまいます。
このスピーカー、ここまで低音が出るのか・・・
それと、スピーカー自体が非常に反応スピードが速く、まさに音が洪水の様に体中に押し迫ってきます。
なるほど、本来ならこの無尽蔵に飛んでくる音を飽和させないように広い部屋で鳴らさなきゃいけないんだなぁ・・・と、改めて大型スピーカーの鳴らし辛さを実感しております。
ホント、ライオンと虎を6畳半のオーディオルームで飼っている感じです。
ライオンと虎を飼ったことはないけど。
そんなこんなで大苦戦をしながらも、小編成の演奏ならかなり鳴らせるようになってきました。
おかげで今、目の前でほぼ実物大のグランドピアノが目の前に広がり、ほぼ等身大の上原ひろみが演奏しています。
もっと追い込めばまさに目の前に実物が現れそうです。
VIVID AudioのGIYA G1、本当に底が見えないスピーカーです。
アンプを変えたら、更に本気を出してくるのでしょう。
はやくフルオーケストラが目の前に出現するように頑張って調整をしなきゃ。
いつできるのかわからないけれど、そこがオーディオの面白いところ。飽きないところ。
それにしても、やっぱり上原ひろみ、スゲェなぁ