アナログプレイヤーを買い換えた | UNTITLED

アナログプレイヤーを買い換えた

私はアナログよりもデジタルコンテンツ派なので、アナログプレイヤーには特段力を入れていません。
というと、アナログファンの方々からは怒られそうですが、んな事言ったって、有限のお金を活用するには全方位作戦よりもどちらかに力を入れるしかありません。


とは言え、レコードは買うし、聴くし、最低限の再生環境は整えないと・・・ということで、THORENSのTD190にortofonのOM B10が付いたヤツを中古で買って使っていたのですが、先日、とうとう故障をしてしまいました。
まぁ、修理に出せば元通り使えるようになると思うのですが、どうせならアナログ環境を再構築しよう・・・と、色々と物色しておりました。

で、価格的にもデザイン的にも「これで良いかな?」と思ったのがあったので、取り敢えず買って使ってみることに。


それがコチラ。
TEACのターンテーブル『TN-550-B』です。
カートリッジに関しては、とりあえず標準品でaudio-technicaのAT100Eの同等品が付いているので、それをそのまま使うとして、一応GRADOの「Prestige Blue1」も買って待機。

これにフォノイコライザーにコイツを購入。
Cambridge Audioの『CP2』です。
両方合わせて13万円しないので、これならお財布的にもオッケーです。

本当はフォノイコライザーをiFI Audioの『iPhono2』にしようかとも思ったのですが、中身の写真を見る限りあまりにもスッカスカで・・・。
いや、オーディオは部品点数ではないということは重々承知をしているのですが、iPhono2があまりにもコンパクトで、部品点数が少なさそうなので、とりあえず価格的に超お手軽で、中身が詰まっているCP2を使ってみて、あとでアップデートすればいいや・・・ということで、CP2を購入しました。


ちなみに、なぜレコードプレイヤー検討時にTEACのTN-570を選択しなかったかというと、TN-570はMM型対応フォノイコライザーやUSB出力などの機能が付いているのですが、将来MC型カートリッジを使うことになるかもしれないオイラにとってはフォノイコライザーが標準で搭載されているプレイヤーは最初から眼中になかったからです。
あと、レコードプレイヤーで「ハイレゾ」を謳っているような製品もキライです。


さて、そんなこんなでまずは設置をしなければ意味が有りません。
THORENSのTD190を外して部屋の隅に移動し、TN-550を開梱します。
段ボールの中に段ボール。
最近ではもう、このマトリョーシカ状態程度では驚きません。

で、それを開けると出てくるのが、ターンテーブル本体とアクリル製のプラッター、ACアダプタ等の付属品。そして、TEAC製の和紙で作ったターンテーブルシート『TA-TS30UN』。
TA-TS30UNは買おうと思っていたので付いててよかった(笑)。

さて、緩衝材やビニール包装を取っ払い、アクリル製のプラッターをターンテーブルに載せ、ベルトを巻くのですが・・・アクリルのプラッター側にガイドなどの溝が無いので、ベルト巻き付けで四苦八苦。
なんとかベルトを巻いてモーターと繋ぎ、トーンアームにカートリッジ付きシェルとカウンターウェイトを取り付け、とりあえず形にはしました。
それにしても、なんで人造大理石を使ったんだろう?どうせならそういうところをチャチくしないで、普通に御影石なんかを使った方が見栄えは更に良くなったのでは?と思ってしまう。
 

次にCambridge AudioのMM/MC両対応フォノイコライザーを箱から取り出して設置。

ACアダプタ以外、TN-550付属のケーブルをそのまま使うのはシャクなので、遊んでいたPurist Audio Designのインターコネクトケーブル「Musaeus」でTN-550とCP2を接続(アース線は付属のケーブルを使用)。
そしてCP2とB.M.C.のDac 1 Preとの間は、これまた遊んでいたTransparentのインターコネクトケーブル「Music Link Ultra」で結線し、準備万端です。




という訳で、日曜日にようやく音出しをしてみました。
すると、なぜか「ジィィィ~~~~~~~~~ッ」というノイズが止まりません。

おっかしいなぁ・・・ちゃんと結線もしていて、問題ないはずなんだけどなぁ・・・と思っていたら、アースのグランドがちゃんと取れていなかったようで、アース線をいじいじいじっていたらアッサリ解消。なんだったんだ?

試しに帝国ホテルの「インペリアル・ジャズ・コンプレックス2007」のLPをボリューム大き目で鳴らしてみる。

ほぅ、2007年に購入して以来、ほとんど聴いたことが無かった盤なので再生音は非常にクリアです。
プチプチノイズもほとんどありません。

他にも数枚のレコードを取り出して聴いてみましたが、どれもなかなか良く鳴ってくれました。

ただ、やはり針圧など微調整をしなければならないことは多々あります。
暫くはデジタルよりも少しだけアナログに軸足を置きつつ、「調整遊び」を楽しんでいく事にしましょう。