あぁ・・・聴き逃していた2枚のCD!!
いやぁ、これを聴き逃していたとは、いくらCDを聴く時間が激減中とはいえ、そもそも購入できていなかったことに、ただただ狼狽しております。
なぜそんな気分になっているのかというと、1枚は主に日本のテレビゲーム音楽を、そしてもう1枚は日本のアニメ音楽を題材にした海外のアーティストが制作したJAZZアルバムだからです。
これ、完全に俺の守備範囲じゃないか・・・
しかも、アニメの方はイタリアのジャズピアニスト「ジョバンニ・ミラバッシ」の今年に入ってからの新譜・・・思いっきり見逃してた・・・買い逃してた・・・
もう、なんだか恥ずかしい気分になってきた・・・
と、途方に暮れるのはいい加減にして、せっかく入手したので通勤電車の中でヘビロテです。
まずはゲームの方からご紹介。

music from videogames / BOoOM
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まずジャケットからしてゲームチックです。
インベーダーゲームのパロディですな。
ちなみに内容ですが、演奏はスタンダードなジャズアレンジでは無く、エフェクターを多用していたり、曲によっては実際のゲーム音楽と組み合わせていたり、エレキ、シンセサイザー何でもありで、クラブで流れていてもおかしくない様なノリ、リズムの曲が多々あります。
かと思うと、ピアノでシットリと聴かせるバラードがあったり(でも、音をわざと歪ませたりしている)、なかなか楽しめるではありませんか。
で、1曲目は任天堂のGame Boyソフト『ポケットモンスター』から「Goldenrod City」。
ポケモンはほとんどやったことが無いけれど、なんだかこんな曲、流れてたなぁ。
2曲目はナムコの『パックマン』から「パックマンのテーマ」。
アーケードからテレビゲーム、パソコンと、様々なプラットフォームで発売され、進化を遂げていった名作ですが、演奏の方もコミカルでテンポのアップダウンも多く、かなりノれます。
そして3曲目はロシア発のパズルゲームの王道『テトリス』。
曲の前半は「??」と、若干戸惑うかも知れませんが、メインテーマのコード進行を元にオリジナルのメロディーを奏ででいることに気が付けば「まさに音楽のパズルゲームだ!」と、展開も面白く感じられます。
そして3分を大きく超えたところで、あの、誰もが知っている「Korobeiniki」のテーマが現れます。しかも、ゆったりと、静かに・・・。
他にも「Doom」や「ゼルダの伝説」、「スーパーマリオ」などの楽曲が次々とファンキー又はクールなジャズに生まれ変わって演奏されますが、個人的には『スペースインベーダー』ではインベーダーが動く時の電子音とG.Eisenhauerのドラムバトルが何とも言えずに好きだったりします。
ほとんど(又は全く)やったことが無いゲーム音楽も収録されていたりしますが、いやはや、主に日本のゲーム音楽がオーストリアのジャズメンよって生まれ変わったものをこうして聴くと、音楽にも、ゲームにも国境は無いんだな・・・と、今更ながら実感できます。
兎にも角にも、ゲームとジャズの両方が好き・・・という奇特な方は是非、一度聴いてみて下さいませ。
そして・・・2枚目に紹介するのは、イタリア人ジャズピアニスト「ジョバンニ・ミラバッシ」が2015年1月に発売した新譜『Animessi(アニメッシ)』です。

Animessi / Giovanni Mirabassi
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ジョバンニ・ミラバッシと言えば、澤野工房でリリースしていた時のアルバム「Prima O Poi
」で、宮崎駿の『ハウルの動く城』のテーマを演奏し、大変好評を博しました。
私も「ハウルの動く城」の前の収録曲「GETTIN' IN...」から「ハウルの動く城」への流れにシビれ、そして「あれ?この演奏、映画の中で使われてなかった?」と錯覚するほどの自然で、美しいメロディーを崩し過ぎない演奏に、映画本編以上に感動してしまいました。
また、澤野工房の石井プロデューサーから、このアルバムを作成する際にジョバンニ・ミラバッシ本人が「この曲を演奏したい」と、ハウルの動く城の名前が出たという話を聞き、更に感動が深まりました。
そんな、日本のアニメーションが好きなジョバンニ・ミラバッシが、いよいよアニメーションの楽曲のみでアルバムを作り上げ、今年の1月にリリースしていたのです!!
それを見逃し、4ヶ月も遅れて聴くことになろうとは・・・誠に無念であります。
で、こちらも気持ちを取り直して、せっかく買ったのだから堪能することに。
1曲目の演奏は「天空の城のラピュタ」から「君をのせて」。
もう、最初からミラバッシ節炸裂の、原曲メロディーを自分の中で消化した絶妙な演奏、ソロで原曲とは全く違うメロディーを弾いていても、ズッと「天空の城ラピュタ」の世界観を崩さず、むしろその世界観をズッと感じ続けることが出来る演奏で、1曲目からやられてしまいました。
2曲目は「ハウルの動く城」から「人生のメリーゴーランド」。ただこれは、「Prima O Poi」で聴いたあの時の感動は得られなかった。2回目というのもあったのかも知れないが、前回よりもメロディーをこねくり回してしまった感じだ。ただ、流石と感じるのは、どこを聴いてもちゃんと「ハウルの動く城」を感じることが出来ること。でも、なぁ・・・
3曲目には「カウボーイ・ビバップ」から「クラッチ」。
これもまたイイ演奏なのだけれど、残念ながら「カウボーイ・ビバップ」観ていないし、元曲もぼんやりとしか知らないので・・・。でも、良い曲、イイ演奏。また、ここに来て初めて、ジブリ作品(久石譲作曲作品)では無く、菅野よう子作曲作品。ミラバッシ、日本アニメーションを幅広く観てるんですねぇ。
他にも、4曲目には「ルパン三世 カリオストロの城」から「炎のたからもの」。
5曲目には宮崎駿最後の長編アニメーション(と言っている)「風立ちぬ」より「旅路」。
6曲目にはジブリ作品の中でも随分と毛色の違う作品「ホーホケキョとないの山田くん」・・・イタリア人が観て分かるのかな・・・山田くん。
そして7曲目には「風の谷のナウシカ」より「風の伝説」。
風の谷のナウシカにはジョバンニ・ミラバッシ本人も相当に思い入れがあるらしく、ライナーに本人のコメントとして
「我が愛しのナウシカ。子供の頃にナウシカ姫に恋をしました。そして、子供の心を忘れない私は今でも彼女に恋をしています。(以下略)」
と、書いてあります。
普通に考えれば、いい年したおっさんがアニメのキャラクターに告白をしているような文章で苦笑ものですが、サラリと言ってのけられるイタリア人気質と、実際のこの演奏には感激すら覚えます。
そして作品は8曲目の「ウルフズ・レイン」、9曲目の「銀色の髪のアギト」と続き、最後は「紅の豚」で幕を閉じます。
いやはや、久しぶりにジョバンニ・ミラバッシワールドにドップリと浸かってしまいました。
この作品、是非ともジャズビギナーな女の子達に聴いて貰いたい!
そうだ、会社のあの子に聴かせてあげよう!!
と、思ったり、思わなかったり。
兎にも角にも、こんなに素晴らしい2枚の作品を、発売直後に発見できず、しばらくの間聴き逃してしまっていたことに悔しさしか無いわけであります。
もっとちゃんと、CDショップ(主にディスクユニオン)に足を運ばなきゃ・・・と感じた今日この頃でございました。
あ、そうそう、原田知世の「恋愛小説
」も聴いたけれど、なかなか良かったよ。
なぜそんな気分になっているのかというと、1枚は主に日本のテレビゲーム音楽を、そしてもう1枚は日本のアニメ音楽を題材にした海外のアーティストが制作したJAZZアルバムだからです。
これ、完全に俺の守備範囲じゃないか・・・
しかも、アニメの方はイタリアのジャズピアニスト「ジョバンニ・ミラバッシ」の今年に入ってからの新譜・・・思いっきり見逃してた・・・買い逃してた・・・
もう、なんだか恥ずかしい気分になってきた・・・
と、途方に暮れるのはいい加減にして、せっかく入手したので通勤電車の中でヘビロテです。
まずはゲームの方からご紹介。

music from videogames / BOoOM
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まずジャケットからしてゲームチックです。
インベーダーゲームのパロディですな。
ちなみに内容ですが、演奏はスタンダードなジャズアレンジでは無く、エフェクターを多用していたり、曲によっては実際のゲーム音楽と組み合わせていたり、エレキ、シンセサイザー何でもありで、クラブで流れていてもおかしくない様なノリ、リズムの曲が多々あります。
かと思うと、ピアノでシットリと聴かせるバラードがあったり(でも、音をわざと歪ませたりしている)、なかなか楽しめるではありませんか。
で、1曲目は任天堂のGame Boyソフト『ポケットモンスター』から「Goldenrod City」。
ポケモンはほとんどやったことが無いけれど、なんだかこんな曲、流れてたなぁ。
2曲目はナムコの『パックマン』から「パックマンのテーマ」。
アーケードからテレビゲーム、パソコンと、様々なプラットフォームで発売され、進化を遂げていった名作ですが、演奏の方もコミカルでテンポのアップダウンも多く、かなりノれます。
そして3曲目はロシア発のパズルゲームの王道『テトリス』。
曲の前半は「??」と、若干戸惑うかも知れませんが、メインテーマのコード進行を元にオリジナルのメロディーを奏ででいることに気が付けば「まさに音楽のパズルゲームだ!」と、展開も面白く感じられます。
そして3分を大きく超えたところで、あの、誰もが知っている「Korobeiniki」のテーマが現れます。しかも、ゆったりと、静かに・・・。
他にも「Doom」や「ゼルダの伝説」、「スーパーマリオ」などの楽曲が次々とファンキー又はクールなジャズに生まれ変わって演奏されますが、個人的には『スペースインベーダー』ではインベーダーが動く時の電子音とG.Eisenhauerのドラムバトルが何とも言えずに好きだったりします。
ほとんど(又は全く)やったことが無いゲーム音楽も収録されていたりしますが、いやはや、主に日本のゲーム音楽がオーストリアのジャズメンよって生まれ変わったものをこうして聴くと、音楽にも、ゲームにも国境は無いんだな・・・と、今更ながら実感できます。
兎にも角にも、ゲームとジャズの両方が好き・・・という奇特な方は是非、一度聴いてみて下さいませ。
そして・・・2枚目に紹介するのは、イタリア人ジャズピアニスト「ジョバンニ・ミラバッシ」が2015年1月に発売した新譜『Animessi(アニメッシ)』です。

Animessi / Giovanni Mirabassi
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ジョバンニ・ミラバッシと言えば、澤野工房でリリースしていた時のアルバム「Prima O Poi
私も「ハウルの動く城」の前の収録曲「GETTIN' IN...」から「ハウルの動く城」への流れにシビれ、そして「あれ?この演奏、映画の中で使われてなかった?」と錯覚するほどの自然で、美しいメロディーを崩し過ぎない演奏に、映画本編以上に感動してしまいました。
また、澤野工房の石井プロデューサーから、このアルバムを作成する際にジョバンニ・ミラバッシ本人が「この曲を演奏したい」と、ハウルの動く城の名前が出たという話を聞き、更に感動が深まりました。
そんな、日本のアニメーションが好きなジョバンニ・ミラバッシが、いよいよアニメーションの楽曲のみでアルバムを作り上げ、今年の1月にリリースしていたのです!!
それを見逃し、4ヶ月も遅れて聴くことになろうとは・・・誠に無念であります。
で、こちらも気持ちを取り直して、せっかく買ったのだから堪能することに。
1曲目の演奏は「天空の城のラピュタ」から「君をのせて」。
もう、最初からミラバッシ節炸裂の、原曲メロディーを自分の中で消化した絶妙な演奏、ソロで原曲とは全く違うメロディーを弾いていても、ズッと「天空の城ラピュタ」の世界観を崩さず、むしろその世界観をズッと感じ続けることが出来る演奏で、1曲目からやられてしまいました。
2曲目は「ハウルの動く城」から「人生のメリーゴーランド」。ただこれは、「Prima O Poi」で聴いたあの時の感動は得られなかった。2回目というのもあったのかも知れないが、前回よりもメロディーをこねくり回してしまった感じだ。ただ、流石と感じるのは、どこを聴いてもちゃんと「ハウルの動く城」を感じることが出来ること。でも、なぁ・・・
3曲目には「カウボーイ・ビバップ」から「クラッチ」。
これもまたイイ演奏なのだけれど、残念ながら「カウボーイ・ビバップ」観ていないし、元曲もぼんやりとしか知らないので・・・。でも、良い曲、イイ演奏。また、ここに来て初めて、ジブリ作品(久石譲作曲作品)では無く、菅野よう子作曲作品。ミラバッシ、日本アニメーションを幅広く観てるんですねぇ。
他にも、4曲目には「ルパン三世 カリオストロの城」から「炎のたからもの」。
5曲目には宮崎駿最後の長編アニメーション(と言っている)「風立ちぬ」より「旅路」。
6曲目にはジブリ作品の中でも随分と毛色の違う作品「ホーホケキョとないの山田くん」・・・イタリア人が観て分かるのかな・・・山田くん。
そして7曲目には「風の谷のナウシカ」より「風の伝説」。
風の谷のナウシカにはジョバンニ・ミラバッシ本人も相当に思い入れがあるらしく、ライナーに本人のコメントとして
「我が愛しのナウシカ。子供の頃にナウシカ姫に恋をしました。そして、子供の心を忘れない私は今でも彼女に恋をしています。(以下略)」
と、書いてあります。
普通に考えれば、いい年したおっさんがアニメのキャラクターに告白をしているような文章で苦笑ものですが、サラリと言ってのけられるイタリア人気質と、実際のこの演奏には感激すら覚えます。
そして作品は8曲目の「ウルフズ・レイン」、9曲目の「銀色の髪のアギト」と続き、最後は「紅の豚」で幕を閉じます。
いやはや、久しぶりにジョバンニ・ミラバッシワールドにドップリと浸かってしまいました。
この作品、是非ともジャズビギナーな女の子達に聴いて貰いたい!
そうだ、会社のあの子に聴かせてあげよう!!
と、思ったり、思わなかったり。
兎にも角にも、こんなに素晴らしい2枚の作品を、発売直後に発見できず、しばらくの間聴き逃してしまっていたことに悔しさしか無いわけであります。
もっとちゃんと、CDショップ(主にディスクユニオン)に足を運ばなきゃ・・・と感じた今日この頃でございました。
あ、そうそう、原田知世の「恋愛小説