2013年7月26日 坂田明菜グループ Live in 吉祥寺MEG
7月26日に新進気鋭のサックス奏者、坂田明菜さんのライブが吉祥寺MEGで開催されました。
坂田明菜さんはスウェーデンで活躍しているピアニスト坂田尚子さんの妹さんで、5月18日のリアル・ジャズ・リスナーズ・クラブで初めてお会いしましたが、その後、澤野工房の石井さんの尽力であれよあれよと言う間にMEGでのライブが決まったのでありました。
そうなれば行かないわけにはいかないでしょう!!
なんでも坂田明菜さんはフュージョンやファンク系の音楽をやられているらしいのだけれど、まさかMEGでフュージョンやファンクを聴く事になるとは!
フュージョンやファンクだと、まぁ、MEGオーナーの寺島さんは来ないだろうなぁ・・・。
さて、いよいよライブの当日になり、仕事を終えてすぐにMEGへと向かいます。
吉祥寺に到着し、「パンチョ」で戦の前の腹ごなしをしてからMEGへ。
MEGに到着すると・・・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・あれ?
ここ、MEGだよね???
一瞬店内の雰囲気の変わりように入店を躊躇しましたが、店内にはいつもの顔、新井店長が手招きをしているので恐る恐る店内へ・・・・


(寺島さん似のデカイ座像が・・・なんかの宗教の道場みたい・・・)
MEGに何度か来ている人ならこの変わりようにビックリするハズ!
新井さん曰く、一昨日、JazzCab藤田さんの知り合いの内装屋さんに壁と照明の工事をして貰ったとのこと。
なんだかあまりにも様変わりした店内(しかも未だお客さんはオイラだけ)に、しばらくの間ソワソワ落ち着きませんでした(笑)。
アイスコーヒーを飲んで待っていると、坂田明菜さんが店内に入ってきました。
青いワンピースが可愛らしい・・・。
オイラの事を覚えてくれていたようで、「後藤さん~」と隣に来てくれて色々お喋りさせて貰いました。
お姉さんもそうなんだけれど、京都弁に近いような奈良弁で、高くて可愛らしい声で喋っているのを聞いていると・・・惑わされますね(笑)。
そうこうしていると、ライブの開始時間が近づくにつれ、次々とお客さんが来店し、気付けば満席状態となっておりました。
もちろん、澤野工房の石井さんをはじめ、リアル・ジャズ・リスナーズ・クラブのメンバーも前泊さん以外勢揃い状態です。
店内の熱気がいよいよ高まってきたところでライブがはじまりました。
ジャズの名曲がファンキーに生まれ変わり、1曲目から縦ノリで興奮しちゃいます。


本日の主役、アルトサックスの坂田明菜さん。
変にシャウトせず(美味しいところではしっかりシャウトして)、しっかりとメロディーを歌い上げ、ソロでは見事なアドリブで楽しませてくれます。
1stステージでは「もっと吹いちゃえ!」という少し遠慮してるのかな?という印象でしたが、2ndステージに入ってからは本日の主役らしく、他のメンバーを「従えて」力強く、よりファンキーな演奏を聴かせてくれました。
この小さくて細い体から「切れの良い」演奏を繰り広げ、時折ニンマリとしてしまうようなアドリブを聴かせてくれるので、病み付きになりそう。
お姉さんのスタイルとは真逆と言っても良いようなジャンル・演奏スタイルですが、演奏がはじまると「豹変」するのは同じです。
いやはや、坂田明菜グループの演奏、難しい事は抜きにしてとにかく「楽しい!!」という言葉に尽きます。


ドラムの浜野滋さん。
フュージョンやファンクはリズムセクションが少しでもブレたりモタると急激に格好悪くなりますが、浜野さんのドラムはリズムマシンのように正確で、ソロではここぞとばかりに弾けまくり最高でした。
ドラムの真ん前の席(シンバルから20cm)に座っていましたが、シンバルの乱れ打ちではシンバルの風圧を感じながら恍惚としてしまいました(笑)。
ライブの後、「耳、大丈夫でした?僕よりシンバルに近かったですよね。」と心配されてしまいました(苦笑)。
いやいや、この刺激がたまらないんです。


ベースの北川淳人さん。
エレキベースとウッドベースを曲毎に見事に使い分けながら、どちらの演奏も常に冷静沈着正確無比。
前述の通り、リズムセクションがグダグダだとダサく聴けたもんじゃ無くなりますが、浜野さんのドラムと北川さんのベースによるリズムセクションが聴き応えあるカチッと正確なリズムを刻んでいるので、坂田さんのサックスをより煌びやかに、白熱した演奏に押し上げているように感じます。


ピアノ&キーボードの佐山こうたさん。
ピアニストの佐山雅弘さんの息子さん・・・で、良いんだよね。佐山雅弘さんには以前、ジャズ批評の取材でお会いしたことがあります。
なるほど、そう考えると、お父さんのスタイルに似ている感じがします。
もしかするとこうたさんご本人はそう言われることを気にして、自分のスタイルを築いているのかもしれませんが、なんかこう、スピリットというか、似たものを感じます。
特に、佐山雅弘さんの若い頃の演奏に。
坂田さんからは「アノ、佐山こうたさん」と紹介されていましたが、こうたさんは「アノってなんだよ!」と苦笑いしておりました。
そのこうたさんの演奏は、フュージョンというよりもファンク→ジャズという感じの気迫のアドリブでアグレッシブに坂田さんを全面バックアップという感じ。
実は今日一番聴き応えあったかも。
坂田さん、メンバーに愛されてるなぁ(笑)。

ジャズの名曲からフュージョンの名曲、そして坂田さんのまだ2曲しか無いオリジナル曲・・・どれを聴いても見事にファンキーでクール!!
坂田さんのオリジナル曲もなかなかで、もっと色々なタイプの曲を書いてもらいたいと感じました。
それにしても、「サックスを吹いている時の顔がブサイクなんですぅ。奈良を出てくる時にもサックスの先生に『東京でやっていくんやったら、そこを直さなあかんよ』って言われて・・・」と言っていましたが・・・そう?なんかセクシーで良かったっすよ??


コテコテのジャズも良いけれど、こういうファンキーな演奏、サイコーです。
浜野さん、北川さん、佐山さんの演奏のすばらしさは勿論ですが、そんなすばらしいアーティストに愛され、支えられながら演奏している坂田明菜、今後も追っかけてみたいアーティストです。

そうそう、今日は来ないだろう・・・・と思っていたMEG店主の寺島さん、1stの後半に来ちゃいました(笑)。
「MEGでこんな演奏させるなよ!」と怒るかな??と思いつつ休憩時間に探りを入れてみると、「生まれ変わったMEGに合ってるね。違和感ないよ。」とまんざらでも無い感じ。
「今日のお客さん、平均年齢高めみたいだけれど、客入りはどうだった?」
「ボクは一番最初からいましたけど、入ってくるお客さんは坂田さんのことを知っているお客さんばかりみたいで、入ってくるなり皆さん坂田さんにニコニコしながら挨拶をしていましたよ。」
「そうかぁ。そういう、お客さんに愛されるキャラクターって言うのが大切だよね。うまいだけのアーティストならいくらでもいるけれど、お客さんに愛されるって言うのは一番大切なところだよな。」
と、しみじみ話していました。
「・・・あ、そういえば後藤さん、今日来たってことは明日(MEGに)来ないな?」
・・・鋭い(笑)。
そんなわけで、寺島さんと坂田さんのツーショット。

坂田明菜さん、浜野滋さん、北川淳人さん、佐山こうたさん、今日はすばらしいライブありがとうございました!
坂田明菜さんはスウェーデンで活躍しているピアニスト坂田尚子さんの妹さんで、5月18日のリアル・ジャズ・リスナーズ・クラブで初めてお会いしましたが、その後、澤野工房の石井さんの尽力であれよあれよと言う間にMEGでのライブが決まったのでありました。
そうなれば行かないわけにはいかないでしょう!!
なんでも坂田明菜さんはフュージョンやファンク系の音楽をやられているらしいのだけれど、まさかMEGでフュージョンやファンクを聴く事になるとは!
フュージョンやファンクだと、まぁ、MEGオーナーの寺島さんは来ないだろうなぁ・・・。
さて、いよいよライブの当日になり、仕事を終えてすぐにMEGへと向かいます。
吉祥寺に到着し、「パンチョ」で戦の前の腹ごなしをしてからMEGへ。
MEGに到着すると・・・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・あれ?
ここ、MEGだよね???
一瞬店内の雰囲気の変わりように入店を躊躇しましたが、店内にはいつもの顔、新井店長が手招きをしているので恐る恐る店内へ・・・・


(寺島さん似のデカイ座像が・・・なんかの宗教の道場みたい・・・)
MEGに何度か来ている人ならこの変わりようにビックリするハズ!
新井さん曰く、一昨日、JazzCab藤田さんの知り合いの内装屋さんに壁と照明の工事をして貰ったとのこと。
なんだかあまりにも様変わりした店内(しかも未だお客さんはオイラだけ)に、しばらくの間ソワソワ落ち着きませんでした(笑)。
アイスコーヒーを飲んで待っていると、坂田明菜さんが店内に入ってきました。
青いワンピースが可愛らしい・・・。
オイラの事を覚えてくれていたようで、「後藤さん~」と隣に来てくれて色々お喋りさせて貰いました。
お姉さんもそうなんだけれど、京都弁に近いような奈良弁で、高くて可愛らしい声で喋っているのを聞いていると・・・惑わされますね(笑)。
そうこうしていると、ライブの開始時間が近づくにつれ、次々とお客さんが来店し、気付けば満席状態となっておりました。
もちろん、澤野工房の石井さんをはじめ、リアル・ジャズ・リスナーズ・クラブのメンバーも前泊さん以外勢揃い状態です。
店内の熱気がいよいよ高まってきたところでライブがはじまりました。
ジャズの名曲がファンキーに生まれ変わり、1曲目から縦ノリで興奮しちゃいます。


本日の主役、アルトサックスの坂田明菜さん。
変にシャウトせず(美味しいところではしっかりシャウトして)、しっかりとメロディーを歌い上げ、ソロでは見事なアドリブで楽しませてくれます。
1stステージでは「もっと吹いちゃえ!」という少し遠慮してるのかな?という印象でしたが、2ndステージに入ってからは本日の主役らしく、他のメンバーを「従えて」力強く、よりファンキーな演奏を聴かせてくれました。
この小さくて細い体から「切れの良い」演奏を繰り広げ、時折ニンマリとしてしまうようなアドリブを聴かせてくれるので、病み付きになりそう。
お姉さんのスタイルとは真逆と言っても良いようなジャンル・演奏スタイルですが、演奏がはじまると「豹変」するのは同じです。
いやはや、坂田明菜グループの演奏、難しい事は抜きにしてとにかく「楽しい!!」という言葉に尽きます。


ドラムの浜野滋さん。
フュージョンやファンクはリズムセクションが少しでもブレたりモタると急激に格好悪くなりますが、浜野さんのドラムはリズムマシンのように正確で、ソロではここぞとばかりに弾けまくり最高でした。
ドラムの真ん前の席(シンバルから20cm)に座っていましたが、シンバルの乱れ打ちではシンバルの風圧を感じながら恍惚としてしまいました(笑)。
ライブの後、「耳、大丈夫でした?僕よりシンバルに近かったですよね。」と心配されてしまいました(苦笑)。
いやいや、この刺激がたまらないんです。


ベースの北川淳人さん。
エレキベースとウッドベースを曲毎に見事に使い分けながら、どちらの演奏も常に冷静沈着正確無比。
前述の通り、リズムセクションがグダグダだとダサく聴けたもんじゃ無くなりますが、浜野さんのドラムと北川さんのベースによるリズムセクションが聴き応えあるカチッと正確なリズムを刻んでいるので、坂田さんのサックスをより煌びやかに、白熱した演奏に押し上げているように感じます。


ピアノ&キーボードの佐山こうたさん。
ピアニストの佐山雅弘さんの息子さん・・・で、良いんだよね。佐山雅弘さんには以前、ジャズ批評の取材でお会いしたことがあります。
なるほど、そう考えると、お父さんのスタイルに似ている感じがします。
もしかするとこうたさんご本人はそう言われることを気にして、自分のスタイルを築いているのかもしれませんが、なんかこう、スピリットというか、似たものを感じます。
特に、佐山雅弘さんの若い頃の演奏に。
坂田さんからは「アノ、佐山こうたさん」と紹介されていましたが、こうたさんは「アノってなんだよ!」と苦笑いしておりました。
そのこうたさんの演奏は、フュージョンというよりもファンク→ジャズという感じの気迫のアドリブでアグレッシブに坂田さんを全面バックアップという感じ。
実は今日一番聴き応えあったかも。
坂田さん、メンバーに愛されてるなぁ(笑)。

ジャズの名曲からフュージョンの名曲、そして坂田さんのまだ2曲しか無いオリジナル曲・・・どれを聴いても見事にファンキーでクール!!
坂田さんのオリジナル曲もなかなかで、もっと色々なタイプの曲を書いてもらいたいと感じました。
それにしても、「サックスを吹いている時の顔がブサイクなんですぅ。奈良を出てくる時にもサックスの先生に『東京でやっていくんやったら、そこを直さなあかんよ』って言われて・・・」と言っていましたが・・・そう?なんかセクシーで良かったっすよ??


コテコテのジャズも良いけれど、こういうファンキーな演奏、サイコーです。
浜野さん、北川さん、佐山さんの演奏のすばらしさは勿論ですが、そんなすばらしいアーティストに愛され、支えられながら演奏している坂田明菜、今後も追っかけてみたいアーティストです。

そうそう、今日は来ないだろう・・・・と思っていたMEG店主の寺島さん、1stの後半に来ちゃいました(笑)。
「MEGでこんな演奏させるなよ!」と怒るかな??と思いつつ休憩時間に探りを入れてみると、「生まれ変わったMEGに合ってるね。違和感ないよ。」とまんざらでも無い感じ。
「今日のお客さん、平均年齢高めみたいだけれど、客入りはどうだった?」
「ボクは一番最初からいましたけど、入ってくるお客さんは坂田さんのことを知っているお客さんばかりみたいで、入ってくるなり皆さん坂田さんにニコニコしながら挨拶をしていましたよ。」
「そうかぁ。そういう、お客さんに愛されるキャラクターって言うのが大切だよね。うまいだけのアーティストならいくらでもいるけれど、お客さんに愛されるって言うのは一番大切なところだよな。」
と、しみじみ話していました。
「・・・あ、そういえば後藤さん、今日来たってことは明日(MEGに)来ないな?」
・・・鋭い(笑)。
そんなわけで、寺島さんと坂田さんのツーショット。

坂田明菜さん、浜野滋さん、北川淳人さん、佐山こうたさん、今日はすばらしいライブありがとうございました!