前田憲男さんの名珍盤 | UNTITLED

前田憲男さんの名珍盤

ジャズピアニスト、アレンジャーとして有名な前田憲男さんの珍盤を入手できました。





前田さんの名珍盤と言えば、5代目三遊亭円楽がプレイボーイのススメを語るコレでしょう↓

UNTITLED-円楽のプレイボーイ講座12章
円楽のプレイボーイ講座12章 / 前田憲男とプレイボーイズ
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CDで再発されるまではレコードが入手困難盤として有名でしたが、最近数社で再販されてからはどこでも買えるようなCDになりました。

当然、オイラも買いました。





しかし、以前、ジャズドラマーの松尾明さんに「前田さんのCDって言ったら、面白いのを持ってるよ。」と言われ、話を聞いてみると・・・

 ・「枯葉」を色々とアレンジしていくCDらしい。
 ・前田さんの講釈付きらしい。

というCDらしい。



・・・情報少ないなぁ・・・。


そこで、その話を聞いて以来いろいろな場所で探していたのですが、先日、偶然にAmazonのマーケットプレイスで中古盤が出ていたので早速買ってみました。





UNTITLED-アレンジ虎の穴
アレンジ虎の穴 / 前田憲男&ウィンドブレイカーズ



発売は1995年、日本コロムビア(コロムビア・ミュージック・エンタテインメントになる前)。

珍盤の宝庫の昭和の作品ではなく、平成の作品です。



内容は、


 1.枯葉
 2.講座編~音楽の歴史/枯葉を題材に~
 3.実践編~劇伴の現場で~


という感じ。


1曲目では前田憲男&ウィンドプレイカーズが「普通」に枯葉を演奏。

2曲目では、前田さんがジャズの歴史について講釈をしながら、「枯葉」をその時代のスタイル風にアレンジして行きます。
デキシーランドジャズ → スウィングジャズ → グレン・ミラースタイル などなど
アレンジに関しては大袈裟だったりしていますが、コレがかなり面白く聴けます。

3曲目は、ドラマの現場で監督の無茶な要求に応えてアレンジを施していく・・・という作りなのだけれど、これはやり過ぎかな(笑)。




要するに、「題名のない音楽会」のアレンジ対決コーナーでやっていることのCD伴なのだけれど、兎にも角にも、これは笑いと苦笑いを持って聴ける珍盤だ。

アレンジャーを目指さない人も、ジャズが好きな人やこれからジャズを聴いてみようかな・・・と言う人は一聴の価値有り。