最近のお薦めCD | UNTITLED

最近のお薦めCD

最近、こんなCDを何度も繰り返し聴いております。



LA ViTA é Bella / Bob Mintzer
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プレイヤー Bob Mintzer (ts)
Dado Moroni (p)
Riccardo Fioravanti (b)
Joe La Barbera (ds)

プレイヤーとしてだけではなく、コンポーザーとしても有名なBob Mintzerのライブ作品です。
ライブならではの高揚感有る雰囲気の中、Bob Mintzerのテナーサックスをじっくりと堪能できます。

全般を通して、背筋がゾクッとくる鬼気迫る様な場面はほとんどありませんが、スッと心に染みてくる様なメロディとアドリブ、年齢を感じさせない白熱した演奏がが次々と繰り広げられるので、気がつけば何度もCDプレイヤーにこのCDをセットしてしまいます。

しかし・・・せっかくのライブなんだから、全編をカルテットで演奏するのではなくて、ピアノとのデュオやベースとのデュオなど、構成を変えた演奏も聴いてみたかったなぁ。







Silent Fire / Joe Davidian Trio
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プレイヤー Joe Davidian (p)
Jamie Ousley (b)
Austin McMahon (ds)

1曲目のJoe Davidianのオリジナル曲「What It's Worth」から優しくて温もりのあるメロディーと演奏。2曲目のAustin McMahonのオリジナル曲「Clouds and a Wedding」もまた、包容力のあるメロディーが心地良く心に染みてきます。
なんだろう、この人達は非常に温かい心の持ち主なんだろうか。
気を引き締めなければスーッとこのメロディーと演奏に包まれながら眠ってしまいそうです。

このアルバムはほとんど3人のオリジナル曲。どれも素晴らしい曲なのだけれど、聴き馴染みのある曲も聴きたいなぁ・・・と思ったら、「Over the Rainbow」と「Imagine」の2曲を演奏しています。
「Over the Rainbow」は言わずもがな、オズの魔法使いの中で歌われた劇中歌。「Imagine」も説明の必要が無いジョン・レノンの名曲。
この選曲からして、3人の人となりが見えてきそうな感じがしますが、「Over the Rainbow」も「Imagine」も曲の持つ暖かさをたっぷりと膨らませ、過剰な演出をせずにダイレクトに曲の持つ美しさと共に聴かせてくれます。

あぁ・・・これは仕事中に聴いちゃダメだ・・・(笑)
疲れたあなたにこの1枚。







the silver lining / Marco Ferri
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プレイヤー Marco Ferri (ts)
Domenico Sanna (p)
Vincenzo Florio (b)
Carlo Battisti (ds)
...etc

最初に紹介したBob Mintzerの「LA ViTA é Bella」といい、このCDといい、最近、オイラの中ではテナーサックスなのかもしれない。
いや、正確には管入りの構成が好きなのだ。

このCDでは、リーダーのMarco Ferriがテナーサックス吹いているけれど、1曲目の「Alone Together」の冒頭では、やや音を切り過ぎじゃ・・・と感じていたけれど、その後は流れる様に次々とフレーズが飛び出してきてウットリ。
演奏は、少し「黒い」感じのイメージを纏いつつ、スウィングとグルーヴを織り交ぜた様なハードバップ仕様。

選曲も「Alone Together」「When Sunny Gets Blue」「Stella by Starlight」「Get Out of Town」などのスタンダードを中心に、ほんの少しのオリジナル曲を盛り込み、なんともバランス良く(笑)聴かせてくれます。
また、曲によってピアニストが変わったり、ビブラフォンが入ってきたり、ギターが入ってきたり、ボーカルが入ってきたり・・・全く飽きることなく1枚あっという間に聴き終わってしまいます。

そしてなにより、このCD、音質が良いです。
ジャズらしい楽器のガツンとした音、各楽器の音は団子にならずにしっかりと分かれているので、モコモコした様な音の曇りもありません。

お気に入りです。