「インターナショナルオーディオショウ2008」に行ってきた
というわけで、10月3日から5日までの3日間、有楽町の東京国際フォーラムで開催されている「インターナショナルオーディオショウ2008」に行ってきました。
1年に1度のハイエンドオーディオの展示会。
オーディオマニアは楽しみにしているイベントです。(多分)
私も一介のオーディオマニアとしてこのイベントは楽しみにしておりました。
というわけで、4日の土曜日、イベントに行って参りました。
そんなわけで、28社のメーカーや代理店が出店しており、そのブランドの数はもの凄い数になるのですが、全部聴けたわけでもないし、紹介するのも大変なので、今回は特に気になった、又は気に入った製品をピックアップしてご紹介!!
まずは、ハーマンインターナショナルで扱っているマークレビンソンの最新パワーアンプ「No53」。

どうです?
この強そうな(笑)出立ち!
恐らくマークレビンソンの新しいフラグシップアンプになるのでしょう。
音は聴けませんでしたが、この存在感あるフォルムとデザイン、興味を引かないわけがないでしょう。
価格は1台378万円。
一瞬たじろぎそうな金額ですが、後でこんなものでは済まない怪物が現れます・・・。
そんなハーマンインターナショナルのブースではこんなシステムで音を出していました。

アンプは上記のNo53と同時に発表されたデュアルモノラル構造のステレオパワーアンプ「No532」。
スピーカーはハーマンインターナショナルで扱っている有名スピーカーブランド「JBL」のフラグシップモデル「Project EVEREST DD66000」。
このブースは毎年大盛況。
今年も当然の様に立ち見(立ち聴き?)が大勢。
で、肝心の音は・・・・
ウ~ん・・・
さすがDD66000・・・・なのか、さすがNo532なのか。
DD66000から量感溢れる低音がズドーン!と腹に響いてきます。しかもその低音、ウーファーがしっかりと制動されているからでしょう、素晴らしくキレの良い低音なのです。
高域はホーンならではの華やかさのある音。
ただ、個人的にはもう少し艶のある湿度を感じる様な質感が欲しいなぁ。
でも、このシステムでジャズのビックバンドなんて聴いたらたまらないでしょうなぁ・・・。
つぎ、エレクトリのブース。
その中でも特に気になったのは、アメリカのアンプメーカー「アンプジラ」の最新パワーアンプ「Ampzilla 2000i」と最新プリアンプの「Ambrosia 2000i」。


アンプジラは「アンプ」と「ゴジラ」を組み合わせた造語。
ゴジラの様な力強い音が魅力のアンプで、そう言えば吉祥寺のMEG店主、寺島さんも買ってたよなぁ。
以前のバージョン「2000」シリーズでは、前面が目の覚める様な「青」で、そこに金で「A」を象ったエンブレムがついており、デザインとしてかなり好みの別れるものだったのですが、この「2000i」シリーズは前面が黒地に金のエンブレム。
まぁ、まだこの「黒」のフロントパネルが決定なのかは分かりませんが・・・。
しかし、いずれにせよ存在感のあるアンプには違いありません。
音は・・・聴けませんでした。
つぎはタイムロードで扱っているイギリスのオーディオメーカー「コード」が先日発表した最新D/Aコンバータ「QBD76」。

ヘンテコでしょ?
中身が見えて。
現在、オイラの自宅ではこのコードのD/Aコンバータ「DAC64」という製品を使っているのですが、これがまた良い音がするんです。
見た目は中身が見えて、しかも中身がLEDでライトアップされているという奇抜さで、アルミ削りだしの剛性の高いボディに覆われ、中身は徹底的にデジタル制御されているコードのD/Aコンバータ。
それなのに、設定用つまみをいじるだけで、なんとも暖かみのある、音に艶のある音が出るんです。
それでいて決して曖昧さのないキレのある音。
今回の「QBD76」も同様の音でした。
しかも、今家で使っている「DAC64」よりも微細な音までスーッと自然に出てきています。
ヤバイ!
良い!
これ!!
物欲がムクムクと沸いてきます。
ちなみに今回の「QBD76」は、今までのデジタル信号入力方式(光、BNC、XLR)から更に、PC等と接続可能な「USB」と「Bluetooth」入力に対応!
なんだか漠然とですが、「可能性」を感じてしまいます。
いいなぁ・・・コレ。
で、つぎは、アクシスのブース。
ここで「スゲー!」と感じたのは、オーストリアのスピーカーメーカー「ルーメンホワイト」の新作「Aqulia」。

鳴らしていた音楽が厳かな宗教楽曲のコーラス曲だったので、ビビッたのかもしれませんが・・・。
しかし、いつもルーメンホワイト社のスピーカーを聴く度に感じる、「音の消える直前までの余韻と静寂感」が非常に素晴らしいんです。
消える音がどこまでも聴こえる。
そして消えた瞬間の静寂感が、音になって聴こえるかの様な空気を「感じる」んです。
流石です。
次。
dCSやウィルソンオーディオなどの超高級オーディオブランドを扱う大場商事のブースから、アヴァロン アコースティックスのハイエンドスピーカー「Isis」。

こいつ、7月24日に新宿のオーディオユニオンでの寺島靖国さん(ジャズ評論家)&林正儀さん(オーディオ評論家)のイベントでも聴いたのだけれど、良いと思ったんです。
そもそもアヴァロンのスピーカーの音は非常に好きで、この「Isis」も発表以後ずっと気になっていたのですが、去年のインターナショナルオーディオショウでも聴けなかったし、フラストレーションが溜まっていたんですよ。
で、今回改めて聴いてみると・・・やっぱりすばらしい。
スピーカーの背の高さを感じない、演奏空間がパッと自然に眼前に広がる様は流石です。
空間はどこまでも透き通って、どこまでも奥行き深く広がります。
楽器、声等の音には適度な艶があり、残響音がフワッと消えていきます。
果たしてコイツを自分で時間をかけてセッティングしたらどんな音が出るんだろう・・・そんな楽しみを感じるスピーカーです。
・・・が、値段高過ぎ(笑)。
「Isis」はペアで968万円~です。
つぎ~!
国内のオーディオメーカーとして意欲的にハイエンド製品を開発しているエソテリックのブース。
エソテリックはTEACのハイエンドオーディオブランド。
イギリスのスピーカーメーカー「タンノイ」や、ドイツのスピーカーメーカー「アバンギャルドアコースティック」などの代理店もしています。

で、ブースを覗いたらやはりここも例年通りの大盛況。
鳴っていたのはタンノイのスピーカー「カンタベリーSE」でした。
タンノイのスピーカーは低音から高音まで全ての音を1つのスピーカーユニットで再生する、同軸スピーカーであることが特徴。
その同軸ユニットの形状もまた「タンノイらしさ」を強調しています。
さすがタンノイ、なんでしょうか、この芳醇な音は。
「解像度が高い」「分析的な透明度」など、現代オーディオで重きを置かれている音とは違いますが、こういう音もまたオーディオの魅力。
ホント、お金があったら絶対に1セットは家に置いておきたいスピーカーです。
そして次!
マッキントッシュジャパンのブース。
アメリカのオーディオメーカー「マッキントッシュ」は、以前エレクトリが代理店になって製品を販売していましたが、日本に「マッキントッシュジャパン」を設立し、製品の販売を行う様になりました。
それに伴い、アメリカのスピーカーメーカー「スネルアコースティックス」の代理店もはじめました。
で、その「スネルアコースティックス」のフラグシップスピーカー「SNELL Illusion A7」を初めてちゃんと聴きました。

いやぁ、初めて聴いたけれど、もの凄く締まった低音、スカーンと伸びやかに出てくる中~高音。
どれをとっても魅力的です。
ただ、ちょっと生真面目過ぎる気がする。
・・・でも、これはこれで美しいなぁ。
真っ黒でスラッとしたボディも魅力的です。
最後!
スイスの超ハイエンドオーディオメーカー「ゴールドムンド」や南アフリカのスピーカーメーカー「ビビッドオーディオ」を扱うステラヴォックスと、アメリカのアンプメーカー「ヴィオラ」やドイツのスピーカーメーカー「ジャーマンフィジック」を扱うゼファンのブースです。
両社は同一資本なので一つの大きな部屋を製品で間仕切ってブースを作っています。
で、先日の日記でもご紹介したワディアのiPod専用トランスポーター「Wadia 170 " iTransport "」に続き、とうとうあのゴールドムンドがiPod専用トランスポーター「iEIDOS Transport」を発表!

「Wadia 170」はデジタルアウトが同軸S/PDIFしかなかったのに対し、「iEIDOS Transport」はAES/EBUデジタル出力も装備。
また、外部ワードクロック信号の入力も可能で、トランスポートとしての力の入れ様はこちらの方が高い。
デザインもゴールドムンドらしさを残した作りで、高級感があります。
また、「iEIDOS」はD/Aコンバータを内蔵した「iEIDOS Player」も同時に発表。
価格は「iEIDOS Transport」が98,000円で、「iEIDOS Player」は198,000円。
「Wadia 170 "iTransport"」よりも高いけれど、こっちの方が欲しい!!
で、本命は次!
今年、インターナショナルオーディオショウに来た最大の理由は、初めて音を聴くことができるビビッド・オーディオの新型スピーカー「GIYA」!

雑誌の表紙を飾る前、雑誌の海外オーディオショーの取材記事に小さく写真が載っていた時から気になっていたビビッドオーディオの「GIYA」。
音を聴く前から惚れてしまったこのスピーカー。
一体どんな音がするのか・・・。
耳を澄まして思わず2時間もマジ聴きしてしまった・・・。
何だこの音は!
記事に載っていた様に、音がスピーカーから出ている様に聴こえない。
スピーカーの存在が消える!
異常に締まった低音は、地を這う様な重低音まで一切の曇りなく、まったく自然に出てきます。
そして、音が消える空気の流れまでが見える様な解像度の高さ。
低音だけとってもこんな素晴らしさ。
中音~高音も当然の様に一切のストレスなく溢れ出てきます。
どこまでも透明でステージの奥の奥からの反響音も伝わります。
リアルに楽器が、ステージが見えてきます。
歌声の再生も素晴らしく、高解像度なスピーカーにありがちな堅さや乾きが無く、どこまでも粒立ちが良いのに艶があります。
素晴らしい~!
欲しい~~!!
見て惚れて、聴いて改めて惚れました。
惚れまくりました。
これ、絶対に欲しい!!
いつの日か、コイツを手に入れてやる!!
この音を聴きながらそう決意したのでありました。
あ、そうそう、これも壮絶でした。

ゴールドムンドが発表した同社最高級、最上級の超超超弩級のパワーアンプ「TELOS 5000」。
なんと最大5000Wという信じられない出力を誇るこのパワーアンプ。
まさにスケールが史上最大級!
大きさもデカい!!ちょっとした冷蔵庫だ、コレ。
値段もスゴい!
ペアでなんと3990万円!!!
世界限定20ペアの限定生産。
なんとこれ、完売状態だそうです。
・・・・恐っ!!
アンプの裏面を見てみると・・・

電源ケーブルが3本も刺さっています!
3本ですよ、3本!!
一体消費電力はどのくらいなのでしょうか・・・。
電源を入れた途端にブレーカーが落ちそうだ・・・(笑)
そうそう、ステラヴォックスのブースを出る時、ちょうど扉の外で「GIYA」の設計者、ローレンス・ディッキーさんがステラヴォックスの人と話していたので、サインを貰いました。
「GIYA」のカタログとペンを受け取ったディッキーさん、「OK!OK!ここにデッカいサインを書けば良いんだね!」と、気さくにしてくれたサインがコチラ↓

・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

小っさ!!(笑)
どこまでもお茶目なディッキーさんでした。
よぉし!
「GIYA」を目指してがんばるぞ!!
1年に1度のハイエンドオーディオの展示会。
オーディオマニアは楽しみにしているイベントです。(多分)
私も一介のオーディオマニアとしてこのイベントは楽しみにしておりました。
というわけで、4日の土曜日、イベントに行って参りました。
そんなわけで、28社のメーカーや代理店が出店しており、そのブランドの数はもの凄い数になるのですが、全部聴けたわけでもないし、紹介するのも大変なので、今回は特に気になった、又は気に入った製品をピックアップしてご紹介!!
まずは、ハーマンインターナショナルで扱っているマークレビンソンの最新パワーアンプ「No53」。

どうです?
この強そうな(笑)出立ち!
恐らくマークレビンソンの新しいフラグシップアンプになるのでしょう。
音は聴けませんでしたが、この存在感あるフォルムとデザイン、興味を引かないわけがないでしょう。
価格は1台378万円。
一瞬たじろぎそうな金額ですが、後でこんなものでは済まない怪物が現れます・・・。
そんなハーマンインターナショナルのブースではこんなシステムで音を出していました。

アンプは上記のNo53と同時に発表されたデュアルモノラル構造のステレオパワーアンプ「No532」。
スピーカーはハーマンインターナショナルで扱っている有名スピーカーブランド「JBL」のフラグシップモデル「Project EVEREST DD66000」。
このブースは毎年大盛況。
今年も当然の様に立ち見(立ち聴き?)が大勢。
で、肝心の音は・・・・
ウ~ん・・・
さすがDD66000・・・・なのか、さすがNo532なのか。
DD66000から量感溢れる低音がズドーン!と腹に響いてきます。しかもその低音、ウーファーがしっかりと制動されているからでしょう、素晴らしくキレの良い低音なのです。
高域はホーンならではの華やかさのある音。
ただ、個人的にはもう少し艶のある湿度を感じる様な質感が欲しいなぁ。
でも、このシステムでジャズのビックバンドなんて聴いたらたまらないでしょうなぁ・・・。
つぎ、エレクトリのブース。
その中でも特に気になったのは、アメリカのアンプメーカー「アンプジラ」の最新パワーアンプ「Ampzilla 2000i」と最新プリアンプの「Ambrosia 2000i」。


アンプジラは「アンプ」と「ゴジラ」を組み合わせた造語。
ゴジラの様な力強い音が魅力のアンプで、そう言えば吉祥寺のMEG店主、寺島さんも買ってたよなぁ。
以前のバージョン「2000」シリーズでは、前面が目の覚める様な「青」で、そこに金で「A」を象ったエンブレムがついており、デザインとしてかなり好みの別れるものだったのですが、この「2000i」シリーズは前面が黒地に金のエンブレム。
まぁ、まだこの「黒」のフロントパネルが決定なのかは分かりませんが・・・。
しかし、いずれにせよ存在感のあるアンプには違いありません。
音は・・・聴けませんでした。
つぎはタイムロードで扱っているイギリスのオーディオメーカー「コード」が先日発表した最新D/Aコンバータ「QBD76」。

ヘンテコでしょ?
中身が見えて。
現在、オイラの自宅ではこのコードのD/Aコンバータ「DAC64」という製品を使っているのですが、これがまた良い音がするんです。
見た目は中身が見えて、しかも中身がLEDでライトアップされているという奇抜さで、アルミ削りだしの剛性の高いボディに覆われ、中身は徹底的にデジタル制御されているコードのD/Aコンバータ。
それなのに、設定用つまみをいじるだけで、なんとも暖かみのある、音に艶のある音が出るんです。
それでいて決して曖昧さのないキレのある音。
今回の「QBD76」も同様の音でした。
しかも、今家で使っている「DAC64」よりも微細な音までスーッと自然に出てきています。
ヤバイ!
良い!
これ!!
物欲がムクムクと沸いてきます。
ちなみに今回の「QBD76」は、今までのデジタル信号入力方式(光、BNC、XLR)から更に、PC等と接続可能な「USB」と「Bluetooth」入力に対応!
なんだか漠然とですが、「可能性」を感じてしまいます。
いいなぁ・・・コレ。
で、つぎは、アクシスのブース。
ここで「スゲー!」と感じたのは、オーストリアのスピーカーメーカー「ルーメンホワイト」の新作「Aqulia」。

鳴らしていた音楽が厳かな宗教楽曲のコーラス曲だったので、ビビッたのかもしれませんが・・・。
しかし、いつもルーメンホワイト社のスピーカーを聴く度に感じる、「音の消える直前までの余韻と静寂感」が非常に素晴らしいんです。
消える音がどこまでも聴こえる。
そして消えた瞬間の静寂感が、音になって聴こえるかの様な空気を「感じる」んです。
流石です。
次。
dCSやウィルソンオーディオなどの超高級オーディオブランドを扱う大場商事のブースから、アヴァロン アコースティックスのハイエンドスピーカー「Isis」。

こいつ、7月24日に新宿のオーディオユニオンでの寺島靖国さん(ジャズ評論家)&林正儀さん(オーディオ評論家)のイベントでも聴いたのだけれど、良いと思ったんです。
そもそもアヴァロンのスピーカーの音は非常に好きで、この「Isis」も発表以後ずっと気になっていたのですが、去年のインターナショナルオーディオショウでも聴けなかったし、フラストレーションが溜まっていたんですよ。
で、今回改めて聴いてみると・・・やっぱりすばらしい。
スピーカーの背の高さを感じない、演奏空間がパッと自然に眼前に広がる様は流石です。
空間はどこまでも透き通って、どこまでも奥行き深く広がります。
楽器、声等の音には適度な艶があり、残響音がフワッと消えていきます。
果たしてコイツを自分で時間をかけてセッティングしたらどんな音が出るんだろう・・・そんな楽しみを感じるスピーカーです。
・・・が、値段高過ぎ(笑)。
「Isis」はペアで968万円~です。
つぎ~!
国内のオーディオメーカーとして意欲的にハイエンド製品を開発しているエソテリックのブース。
エソテリックはTEACのハイエンドオーディオブランド。
イギリスのスピーカーメーカー「タンノイ」や、ドイツのスピーカーメーカー「アバンギャルドアコースティック」などの代理店もしています。

で、ブースを覗いたらやはりここも例年通りの大盛況。
鳴っていたのはタンノイのスピーカー「カンタベリーSE」でした。
タンノイのスピーカーは低音から高音まで全ての音を1つのスピーカーユニットで再生する、同軸スピーカーであることが特徴。
その同軸ユニットの形状もまた「タンノイらしさ」を強調しています。
さすがタンノイ、なんでしょうか、この芳醇な音は。
「解像度が高い」「分析的な透明度」など、現代オーディオで重きを置かれている音とは違いますが、こういう音もまたオーディオの魅力。
ホント、お金があったら絶対に1セットは家に置いておきたいスピーカーです。
そして次!
マッキントッシュジャパンのブース。
アメリカのオーディオメーカー「マッキントッシュ」は、以前エレクトリが代理店になって製品を販売していましたが、日本に「マッキントッシュジャパン」を設立し、製品の販売を行う様になりました。
それに伴い、アメリカのスピーカーメーカー「スネルアコースティックス」の代理店もはじめました。
で、その「スネルアコースティックス」のフラグシップスピーカー「SNELL Illusion A7」を初めてちゃんと聴きました。

いやぁ、初めて聴いたけれど、もの凄く締まった低音、スカーンと伸びやかに出てくる中~高音。
どれをとっても魅力的です。
ただ、ちょっと生真面目過ぎる気がする。
・・・でも、これはこれで美しいなぁ。
真っ黒でスラッとしたボディも魅力的です。
最後!
スイスの超ハイエンドオーディオメーカー「ゴールドムンド」や南アフリカのスピーカーメーカー「ビビッドオーディオ」を扱うステラヴォックスと、アメリカのアンプメーカー「ヴィオラ」やドイツのスピーカーメーカー「ジャーマンフィジック」を扱うゼファンのブースです。
両社は同一資本なので一つの大きな部屋を製品で間仕切ってブースを作っています。
で、先日の日記でもご紹介したワディアのiPod専用トランスポーター「Wadia 170 " iTransport "」に続き、とうとうあのゴールドムンドがiPod専用トランスポーター「iEIDOS Transport」を発表!

「Wadia 170」はデジタルアウトが同軸S/PDIFしかなかったのに対し、「iEIDOS Transport」はAES/EBUデジタル出力も装備。
また、外部ワードクロック信号の入力も可能で、トランスポートとしての力の入れ様はこちらの方が高い。
デザインもゴールドムンドらしさを残した作りで、高級感があります。
また、「iEIDOS」はD/Aコンバータを内蔵した「iEIDOS Player」も同時に発表。
価格は「iEIDOS Transport」が98,000円で、「iEIDOS Player」は198,000円。
「Wadia 170 "iTransport"」よりも高いけれど、こっちの方が欲しい!!
で、本命は次!
今年、インターナショナルオーディオショウに来た最大の理由は、初めて音を聴くことができるビビッド・オーディオの新型スピーカー「GIYA」!

雑誌の表紙を飾る前、雑誌の海外オーディオショーの取材記事に小さく写真が載っていた時から気になっていたビビッドオーディオの「GIYA」。
音を聴く前から惚れてしまったこのスピーカー。
一体どんな音がするのか・・・。
耳を澄まして思わず2時間もマジ聴きしてしまった・・・。
何だこの音は!
記事に載っていた様に、音がスピーカーから出ている様に聴こえない。
スピーカーの存在が消える!
異常に締まった低音は、地を這う様な重低音まで一切の曇りなく、まったく自然に出てきます。
そして、音が消える空気の流れまでが見える様な解像度の高さ。
低音だけとってもこんな素晴らしさ。
中音~高音も当然の様に一切のストレスなく溢れ出てきます。
どこまでも透明でステージの奥の奥からの反響音も伝わります。
リアルに楽器が、ステージが見えてきます。
歌声の再生も素晴らしく、高解像度なスピーカーにありがちな堅さや乾きが無く、どこまでも粒立ちが良いのに艶があります。
素晴らしい~!
欲しい~~!!
見て惚れて、聴いて改めて惚れました。
惚れまくりました。
これ、絶対に欲しい!!
いつの日か、コイツを手に入れてやる!!
この音を聴きながらそう決意したのでありました。
あ、そうそう、これも壮絶でした。

ゴールドムンドが発表した同社最高級、最上級の超超超弩級のパワーアンプ「TELOS 5000」。
なんと最大5000Wという信じられない出力を誇るこのパワーアンプ。
まさにスケールが史上最大級!
大きさもデカい!!ちょっとした冷蔵庫だ、コレ。
値段もスゴい!
ペアでなんと3990万円!!!
世界限定20ペアの限定生産。
なんとこれ、完売状態だそうです。
・・・・恐っ!!
アンプの裏面を見てみると・・・

電源ケーブルが3本も刺さっています!
3本ですよ、3本!!
一体消費電力はどのくらいなのでしょうか・・・。
電源を入れた途端にブレーカーが落ちそうだ・・・(笑)
そうそう、ステラヴォックスのブースを出る時、ちょうど扉の外で「GIYA」の設計者、ローレンス・ディッキーさんがステラヴォックスの人と話していたので、サインを貰いました。
「GIYA」のカタログとペンを受け取ったディッキーさん、「OK!OK!ここにデッカいサインを書けば良いんだね!」と、気さくにしてくれたサインがコチラ↓

・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

小っさ!!(笑)
どこまでもお茶目なディッキーさんでした。
よぉし!
「GIYA」を目指してがんばるぞ!!