たまには日本史 | UNTITLED

たまには日本史

先日、父親が蕎麦屋で1枚の写真を貰ってきました。

攘夷志士1


尊王攘夷を目論んで結束した46人の志士達の写真らしい。

中学校の日本史の授業で最後の方に駆け足で勉強する所ザマスね。
(第二次世界大戦あたりは勉強すらしなかった記憶が・・・)

この時期の日本史は好きな人も多いのではないでしょうか。
そう言えば、今NHKでやっている「篤姫」もこの時代のお話。


で、この写真を「へぇ・・・」と眺めていたら、あれ!?本人の写真が無いと言われていた西郷隆盛さんも写っているではありませんか!?

攘夷志士2


西郷さんの横には大久保利通や伊藤博文も写ってます。


もっとも、この写真の真偽の程がオイラにはわかりませんが・・・。


写真左下を見てみると、慶応元年(1865年)に写真家の上野彦馬によって撮影された写真と書かれています。
上野彦馬さんは日本で最初期のプロカメラマンとして活躍し、写真の開祖と言われた人らしく、幕末に活躍した志士達や、明治維新後の高官、名士達を多く撮影してきたとのこと。
もし本当にこの写真が上野彦馬さんの手で撮影されたものであるのなら・・・本物なんだろうなぁ。



ちなみにこの写真には西郷さんや大久保利通、伊藤博文以外にもこんな人達が写っています。

攘夷志士3

坂本龍馬や高杉晋作。



攘夷志士4

勝海舟に岩倉具視、桂小五郎に大隈重信。




・・・本人?


ま、この写真が本物であれ偽物であれ、この写真のおかげで久しぶりに近代日本の祖である攘夷志士達に思いを馳せてみました。




さてさて、本日はジャズの歴史を紐解いた1冊と、「日本」をテーマにしたジャズのCDをご紹介。

これがジャズ史だ―その嘘と真実 著・岩浪洋三

まずは岩浪洋三さんの「これがジャズ史だ―その嘘と真実」。
ジャズ発生のルーツから現代のジャズシーンに至るまで、ジャズの歴史を伺い知る事ができます。
特にこの本の特徴は、ジャズとユダヤ人の関わり等、普段語られないジャズの裏側が書いてある所でしょうか。
チョット分厚く、チョット高価な本ですが、お薦めの1冊!
日本史も良いけどジャズ史もね!




つぎ、CDです。

Tokyo / Akiko Grace

アキコ・グレースさんの「東京」。
先日来、ズッと推している松尾明トリオの「ベサメ・ムーチョ」とは対極と言って良い「耽美」系のジャズ作品。
日本人のアキコ・グレースさんが日本人の心に訴える様な美旋律を奏でてくれる本作。
曲も「かごめ かごめ」や「おぼろ月夜」などをアキコ・グレースさんらしいアレンジで演奏していたり、矢野顕子さんの「春咲小紅」や、The Boomの「島唄」もカバー。
どれも繊細で、美しく、儚い。
また、ストリングスをフューチャーした「悠久の路」は、そのスケールに圧巻です。最高に酔える1曲。

最近、アキコ・グレースさんのライブに行っていないけれど、CDを聴いていたらライブに行きたくなってきました・・・。