HD DVD事業の終息 | UNTITLED

HD DVD事業の終息

RD-A1

東芝がHD DVD事業の終息についてプレスリリースを出しました。

もっと長く続くであろうと思われていた次世代DVDの規格争いは周囲の予想に反して(少なくともオイラはもっと続くと思っていた)あっけなく終わってしまった。
ほんと、「あっけなく」という言葉が一番ピッタリだと思う。

そもそも既存のDVDフォーマットと親和性が高いという点を特徴としてユーザー獲得を狙っていたHD DVDだったけれど、結局Blu-rayもDVD互換(DVD再生機能)を標準とすることでHD DVDとBlu-rayとの明確な差が無くなってしまっていた感があった。
東芝が最初に「RD-A1」というHD DVDレコーダーのフラグシップモデルを398,000円で発売したときには、オイラも久しぶりに気合いの入った物量投入の国産AVレコーダー(プレイヤー)だったので、スペックを必死に調べたり、店頭に見に行ったりしたのだけれど、いやはや、SONYのBlu-ray陣営が次世代プレイヤーとしては破格の「PLAYSTATION3」を発売後早々にGETして以来は、オイラの中でHD DVDの魅力がどんどん低くなってしまっておりました。

やはり、一般コンシューマが手にする「ゲーム機」に機能が組み込まれるというのは非常に重要ですな。
PLAYSTATION2が発売され、DVDが一般的に加速度的に普及していったという過去の事実は曲がりようもなく、やはり、機械を持っているのであれば、当然ソフトを買ったりレンタルしたりするわけで、この過去の実績を上手く活用できたのが今回は「Blu-ray」陣営だったのかなと言う感じがします。
いくら「売れていない」と言われているPLAYSTATION3だとしても、プレイヤー市場として考えてみると、その販売台数は無視できない規模になっているでしょう。
もし、XBOX360にHD DVDドライブが標準搭載されていたら、状況は違っていたかも知れません。
少なくとも欧米ではXBOX360は日本に比べて飛躍的に売れているわけですから・・・。


ま、レコーダーとして考えてみると、まだまだオイラは「Blu-rayレコーダー」を買う気にはなれません。
如何せんメディア(BD-RやBD-REディスク)の価格が高すぎます。
1枚数十円まで落ちてきたDVD-Rの価格と比べると、いやはや・・・高すぎる。
そこまでして残したいハイビジョン作品って無いし・・・それに、今の地デジ程度の画質では高価なBD-Rを使うのが勿体ない。
とりあえず、地デジ本放送が始まる2011年までに買えばいいか・・・という位のつもりだったりします。

もっとも・・・その頃には更に新しい「次世代ディスク規格」戦争が勃発しているかも知れませんが・・・・。


さてさて、本日オススメのBlu-rayディスクはコチラ↓


東北新社
ディープ・ブルー -ブルーレイ・エディション-


ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド (Blu-ray Disc)