美容業界の歪な構造問題は、度々疑問視していた。例えば、他の専門医が不足する中、美容外科医だけがなぜ量産されるのか。例えば、なぜ美容外科クリニックが雨後の筍の如く現れては、消えていくのか。そこに出てきたNetflixオリジナルドラマ。見て後悔。重い。進まない。
(内容紹介)
主人公は天才的なオペ技術を持つ、形成外科医・沼田文。「医療で命を救う」という信条に従い行った緊急オペが原因で、勤務していた大学病院を去ることになる。そんな彼女をスカウトしたのは、「美で人を救う」ことが信条のカリスマ美容外科医・遠山凜。文は美容外科を否定してきたが、業界の闇を探るために、凜のクリニックで働き始める。「美」と「医療」に対する価値観が違う2人はそれぞれの信念をぶつけ合い、激しく対立するが――。
これが民放の安いドラマであれば、絶対善vs絶対悪という構図に持ち込んで、一方を袋叩きに遭わせるのだろう。違った。信念vs信念。作中に出てきた研ナオコさんが演じる末期癌患者に、危険だからと美容整形を辞めさせることができるだろうか。彼女を待つ人もいないのに。
