日本vsブラジル(FIFAワールドカップ2026 BEST32)@フジテレビ | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による神経難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

今大会から、サッカーワールドカップの参加国が増えた。従来は32チーム。しかし今回は48か国。大会を主催するFIFAの狙いは何だろう。莫大な放映権料か。しかし参加国には一律で20億円の支払いがあったというニュースが流れて、朝から伯母が感心していた。お金持ちねって。

 

すそ野が広がるのは、良いこと。ばかりではない。一つは不公平感。FIFAランキング11位の強豪国イタリアが出場を逃した一方で、聞いたことの無いような弱小国が出てくる。ワールドカップの看板が汚れる。アジア枠なんて、そんなに必要ない。勝てないチームに価値はない。

 

と、前置きが長くなった。アジア最強にして、歴代最強を誇る我らが日本代表。対するは、サッカーの歴史において、日本の二歩も三歩も先を進む超強豪国ブラジル。個々の能力において、他を圧倒するカナリアブランド。一方の日本の武器は協調性。個か。規律か。さて開戦。

 

 

と、深夜2時のテレビの前。震えながら観ている。サッカーは、ミスをした方が負ける。前半、相手のミスパスを回収したMF佐野が、そのまま持ち込んでミドルシュート。鮮やかな先制点。まさかの展開に、震えが止まる。でも、比重は後ろ。全員守備。攻める余力などないが。

 

 

後半、意を決して攻めに転じる本気のカナリア軍団。超一流の個人技で、幾度も強固な日本の守備ブロックに綻びを生む。序盤に追い付かれてからも、 ギリギリの戦いが続く。素晴らしいせめぎ合い。これぞワールドカップ。最後は力負け。でも見ろよ。相手のあの喜びようを。

 

 

結論。日本は本当に強くなった。でも大会32強で姿を消したのも事実。くじ運がとか、怪我人がとか、泣き言を言っても仕方が無い。次は4年後か。多くのファンにとっては、瞬間の出来事だろう。でも僕は病気持ち。進行性の神経難病と闘っている。次も自室から見られるか。