串カツ田中@多摩センター | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

体調が安定しない。外歩きもまだ。過日の筋肉痛がまだ残っている。しかし、そんな中でも仲間との会食。池袋時代の同僚連中。うち一人が、以前の職場の社内システム担当に復帰したことで、常駐先が中国の深圳(シンセン)に。現在は旧正月。その隙の一時帰国。からの飲み。

 

 

現在の彼の勤め先を聞き、場所を設定する。中国には串カツが無いので、ありがとうございます。と、丁寧な後輩口調。あとの2名も、辺鄙な立地ながら問題なさそう。僕の次に来てくれたのは、3歳年下の彼。お洒落サングラス。気遣い人。現在は人事の採用担当。金融系IT。

 

 

彼らの軽快な掛け合いを眺めながら、不器用に串カツを平らげ、アルコールで流し込む。先週末のコンディションに比べれば、随分まとも。否。幾分マシと言ったところか。本当は、彼らの会話に混ざりたい。でも、声が出ない。あと、屋外のバリアフリートイレ。直す気ないのか。

 

 

だって、前回利用した時も故障中だったのよ。昨年末のことね。あっという間だな。時間が過ぎるのは。おっと待望の4人目が揃ったようだ。彼は桧原村の住人。同い年。勤め先に舞い込む害獣駆除の依頼を受けて、日夜、猟銃を構える仕事人。それでは、全員揃ったところで。

 

 

お手を拝借。かんぱいぃぃ。ふう。これだけは誰にも譲れんな。そんな矜持もどこ吹く風。皆、結婚している。皆、夢中になれる仕事がある。僕だけが、何もない。あるのは、面倒臭い病気と、忌々しい身体ぐらいか。違うだろう。お前には仲間がいる。こんなに心強い仲間が。