Winny | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

映画を観た。部屋でね。ビデオレンタルではない。動画配信サービスを利用して。サラウンド環境。ラインではなく、Bluetoothでもなく、WI-FIにて接続してある。便利な社会の背景には、開発者の血の滲むような努力があるわけ。大抵は、海外の技術だったりする。何故か。

 

Winny

(内容紹介)

2002年、データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する。公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。金子の弁護を引き受けることとなった弁護士・壇俊光は、金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するが、第一審では有罪判決を下されてしまい……。
 

大学生だった当時の僕も、「Winny」の存在は知っていた。何ができるかも、それによって罰せられる可能性があることもね。代わりに友人から「WinMX」という、似たサービスを勧められていた。あの頃、ネットは犯罪の温床と言う認識だった。今では、とんだ笑い話だ。