#君が推しだと叫びたい | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

推しという造語が世間に蔓延って久しい。アイドルやキャラクターなどの「推し」、いわゆるご贔屓を愛でたり応援したりする、「推しを様々な形で応援する活動」のこと。「オタ活」の一環でもあり、該当する人は何かしらのオタクであることを自他ともに認めている。

 

僕は利己に生きてきた。利他的な活動も、いずれは自分の為だという見返りを求めた。例えば合コンで幹事を務めたのは、結局は幹事が美味しいところをいただけるから。そんな僕に、推しができた。元カノだ。出会いの螺旋から降りた。出費も、彼女の為なら喜んで捻出した。

 

 

今日は彼女の誕生日だ。破局してからも、一日だって忘れることはない。今朝、お祝いメッセージを送っているが、まだ返事は無い。君が幸せにしているならば、返信はいらないからね。違うな。本当は、僕が幸せにしたかった。ずっと一緒にいたかった。畜生。病気が憎いぜ。

 

君が推しだと叫びたい

 

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