突然のお別れ | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

我が目を疑った。知人が急逝したとのこと。兄貴分だと勝手に慕っている元上司のフェイスブックページにて。彼が無二の親友だと公言する人物。僕の上司でもあった方。難病に罹患後、障害者手帳を交付されるまでの透明人間期間、確か2017年の冬翌年春。僕は救われた。

 

彼が大病と戦っていたことは知っていた。脳腫瘍。影ながら応援していた。あの人ならきっと大丈夫。クリエイター兼イベンターの社長だぜ。3人の可愛い子供たちのパパなんだぜ。まだ40代だぜ。何で癌は彼を選んだ。表現としては適切ではないかもしれない。他にいるだろう。

 

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ご家族の意向により、通夜や告別式は近親者のみ。代わりにお別れ会が催されることになった。2日間の前半。前日、眠れない夜を過ごす。開催要項を今一度確認する。服装自由。香典不要。食べ物飲み物持ち込み自由。場所はかつての職場。総武線は大久保駅からすぐの場所。

 

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以前は階段清掃など簡単に出来たのに、今では怖くて上れない。僕の存在に気付いてくれた奥様が、エレベーターを起動してくれる。中に案内されると懐かしい顔が数名。以前の同僚のお姉さま方だ。囲炉裏で鍋を囲んだり、餅つきでしょ、花見でしょ。沢山の思い出を共有した。

 

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壁の一面に、びっしりと写真が飾られている。若い頃の彼から往年の彼まで。仲間を大切にする人徳者だった。そんな中で一枚。自分が写っている写真を発見した。生前、貴方から何度も励まされ、僕は勇気を貰いました。どうか、天国で僕らをあたたかく見守っていてください。