9月の歩数(入院22日目) | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

今日から10月だ。あっという間。光陰矢の如し。烏兎怱怱。41歳の9月の記憶は、病院の匂いしかない。4人部屋の病室。入れ替わる利用者。理学療法室と言語聴覚室。男性PTと研修医。女性ST。動かない脚と舌。如何ともし難い眩暈。看護師。配膳。味の薄い食事。飲み薬。

 

 
目標歩数。30日×8,000歩=240,000歩が9月の目標値。対する結果は酷いものよ。116,423歩(達成率は48.50%)。外出できない理由をコロナのせいにして、惰眠を貪ってはいやしないか。廊下とか階段とか、探せばあったのではないか。進行してからでは遅い。後悔の無いよう。