3月の歩数 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

僕が病気を患ってから。口癖のように表明してきた最大の目標。「病気に負けない」。例えば交友関係は、全盛期から比べれば著しく縮小している。それでも、いまだ仲良くしてくれる仲間がいる。感謝。仕事だってできている。収入面は目も当てられないが。だからどうした。感謝。

 

戦略が前者なら、ここからは戦術。そのうちの一つが、一日8,000歩のリハビリトレーニングの継続だった。残念ながら治療法や特効薬がまだ見つかってない、この病気である。自助努力であるリハビリ(運動)を継続することで、筋力を落とさない。あわよくば進行も止めたい――。

 

 
計測を始めて初かもしれない。3月は31日間。そのうち。1日として8,000歩に届かなかった。目標歩数は248,000歩。対する結果は僅か51,958歩。達成率は20.95%。驚愕の数値である。悪い意味でね。誰だよ、病気に負けないとか声高々と宣言していた奴は。笑われてんぞ。