邯鄲の枕。ビジネスモデルが社員の力量によって担保される業種の場合、いかに優秀な人材を集めるか。同じ社員規模でも、売上が異なることなんてあるのか。あるよ。例えばサッカー。同じ11人の競技において、個の差、連携の差が、果たしてチーム力の差に繋がる。
この病気を罹患する前後、瞬く間に市場を占有したある組織が存在する。僕はその一員だった。サッカーで言えば、Tiki Takaという戦術で一世を風靡したバルセロナ黄金期に例えても良い。それ程の魅力とポテンシャルを秘めていた。残念ながら、今は見る影も無いが。
その理由は、人材の流出。同じ社名の会社は存在するが、当時を知る人間は一人もいない。時の流れが速い。烏兎怱怱。それが良いか悪いかの話ではない。ただ、醸成した文化が消滅してしまうのは嫌だな。突如、連絡が入る。「暇だったら手伝ってください」。え。誰?
僕が社会人生活の大半を過ごしたビジネスを生業にしている社長。少数精鋭の規模。かつての組織が崩壊した後、立て直しに入ったその人である。当時、僕は親会社でアルバイト。直接的な絡みは殆どなかった。しかし、である。当時、真面目に仕事をしていて良かった。

