実家に戻る意味 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

週末帰省で英気を養う。休職中の現在は、土日とか平日などの概念がないのだが。日中に仕事で家を空ける彼らに申し訳が無いので、愛犬を残してマンションに戻る。相変わらず腰が痛い。脚の付け根から下が鉛のように重い。歩き出すと眩暈が酷い。愛犬が心配そう。

 

実家に戻ったからと言って、何か特別なことはしない。部屋に布団を敷いてもらっていて、そこに僕はダイブする。実家のソファは座高が低い為、腰を下ろすだけで息が苦しい。立ち上がる度に眩暈に苦しむ。愛犬が顔を舐め回す歓迎ぶり。寝転んで、その時を待つ。

 

 

間もなく風呂が沸く。実家の浴槽は、以前に母親の為に改装した仕様なので、体幹障害の僕でも入り易い。長湯に浸かる。次いで、伯母、親父と風呂に入って、晩飯タイム。ずらりと並ぶご馳走の数々。まだ食欲は衰えていない。親父も伯母も、安堵の表情。ありがとう。