新たな趣味(小声) | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

中途覚醒する明け方の4時。もう僕は強引に寝ようとしない。ストレスを溜め込みたくない。スマホを起動させる。画面からアプリを立ち上げる。選んだのは「星のドラゴンクエスト」。今月15日を以てめでたく5周年を迎えたスマホゲームの大御所。今はこれに夢中なのである(小声)。

 

 

RPG(ロールプレイングゲーム)を進めていると、生きている実感が湧く。昨日より成長している。できることが増えていく。以前は、ゲームに頼らなくても実感していた当たり前が、今は無い。預貯金額は減る。体力も衰える。できないことが増えていく。現実は残酷である。だから。

 

習慣として継続していた歩数管理を、スマホゲームに反映させて物語を進めていく「ドラゴンクエストウォーク」にハマって久しい。こちらは先日1周年を迎えた新参。運営が新たな武器や職業をシルエットのみ公開すると、星ドラの画面をスクショして予想する。その流れで出会った。

 

 

明け方や帰ってからは星ドラ。通勤など移動時はDQウォーク。後者は今は無課金。前者は秘密。全国に散らばる20名程の勇者で構成されるLINEグループに加わって、古参の火力や経験値をお借りしながら難易度の高いクエストを成功させる。レベルが上がる。昨日より強くなる。

 

 

趣味は何かと問われ、スマホゲームだなんて恥ずかしくて言えない。他人が創ったプラットフォームの中で生きることは、第三者に生殺与奪の権を握られていることなのだ。運営がお終いと言えば、終了してしまう悲しい世界。それでも構わない。僕は生きている実感が欲しいのだ。