ほっこり酒場 こたつ@代田橋 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

前言撤回である。飲み会はオンラインよりもリアルな方が面白い。否、面白いと言うと語弊がある。僕が飲み会に求めているもの。それはリハビリトレーニングである。対人コミュニケーションスキル。会話力。活舌。PC上だと回線のせいにされてしまう。本当にどもったたけなのに。
 
独身貴族の同い年。小学校からの縁がこれほど続く奇跡。来年には齢も四十を数える。難しい病気を抱えた独り身が、こうして孤独を味わわずに済むのは、遠路はるばる会いに来てくれる友人のおかげ。加えて、部屋の重い家財道具の配置変えまでやってくれる優しい力持ち。

 

 
目星を付けた人気店は、流石に予約なしでは入れなかった。感覚値では、コロナ以前の賑わいに近い夜の飲食店。電車で2駅の距離を、踵を返して戻る。無事に目標の8,000歩を上回った頃、次の目当ての「ほっこり酒場 こたつ」に到着。今夜もトコトン。帰りは支えられる安心感。