火花 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

映画を観る頻度が減っている。代わりにアニメを見る機会が増えている。ワンパンマンやキングダムが、Amazonプライムビデオで閲覧可能となっている。幼少期、家庭でアニメの鑑賞を母に禁止されていた。難病を患った母親が、その後、好んでアニメを見るようになった違和感。

 

火花

(内容紹介)

徳永(菅田将暉)は、お笑いコンビ「スパークス」としてデビューを果たすものの、一向に売れる気配がなかった。ある日、営業に出掛けた熱海の花火大会で4歳年上の神谷(桐谷健太)と知り合う。徳永はお笑いコンビ「あほんだら」としてステージに立った神谷が見せた型破りな漫才に衝撃を受ける。そこで徳永が神谷に弟子入りを願い出ると……。

 

久々に部屋で映画を観た。うだつの上がらない主人公に救われた。これが仮に、成り上がりを演じられていたら堪ったものではない。当時の母の心情を想う。ドラえもんもちびまる子ちゃんもサザエさんも、決して成長しない物語。同じ時代をループしている。成程と思う。泣けてくる。