彼女は安楽死を選んだ(NHKスペシャル) | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

何だか僕の周りが騒がしい。Twitter(難病垢)では、同病患者から「NHKスペシャル」という文言が多くtweetされる。過日の厚労省への陳情では、井戸端会議の話題の中心が「安楽死」、「多系統萎縮症」、「NHK」だった。Youtubeでワード検索。あった。これが渦中の問題作
 
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(内容紹介)
安楽死が容認され海外からも希望者を受け入れている団体があるスイスで、一人の日本人女性が安楽死を行った。3年前に、体の機能が失われる神経難病と診断されたAさん。歩行や会話が困難となり、医師からは「やがて胃瘻と人工呼吸器が必要になる」と宣告される。その後、「人生の終わりは、意思を伝えられるうちに、自らの意思で決めたい」と、スイスの安楽死団体に登録した。
 
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見ていて、涙が出てきた。だって、この女性。ブログ仲間だったから。脊髄小脳変性症と多系統萎縮症は、似て非なる病。遺伝性と孤発性。進行がゆっくりか早いか(個体差あり)。でも原因や症状は酷似。同じ進行性の神経難病。彼女が作中、吐露する悩みや不安に超共感。
 

勿論、自殺や安楽死を肯定する立場ではない。ただ、耐え難い痛みや孤独が死ぬまでずっと続いていく未来と対峙している当事者に、それでも生きろと強く言えるだろうか。治る見込みがないのだ。厚労省への陳情前に見ときたかった。紺美さん、天国で僕らを見守ってください。