19人目の女性 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

マッチングアプリは依然として好調を維持する。世間では、未婚率の上昇や晩婚化が叫ばれて久しい。35歳を過ぎた男女のその後の婚姻率は無残なものであると聞く。そうならないように、今日もアプリを開く。ご新規19人目の女性は同年代の看護師だ。数回のラリーで意気投合。
 
互いにビールが好きだという。焼鳥か焼肉だろうと選択肢を絞り込む。リクエストを聞くと、、イタリアンが食べたいだそうだ。エリアは新宿~恵比寿。無限の選択肢。ただ、一度でも往訪した店となると少なくなる。記憶より記録。その為のブログである。検索の結果、「渋ドラ」に決定。
 

 

やや緊張の面持ちで合流する女性。互いに2杯目からワインを注文。アルコールが入り、饒舌になる彼女。すると、実はここ、先月末に訪れているんです。友人に唆されて、このアプリを始めました。とのこと。確かにトップの写真、このお店のそれだった。しかも同じ席だという。