映像は視覚で楽しむもの。受動的でもある。対して読書は能動的である。読んで、想像し、脳で咀嚼する。だから、一本の映画を観るよりも、一冊の読書の方が疲れることが多い。故に、精神的に余裕が無いと、書籍に手が伸び辛い傾向にある。少なくとも、僕はそう考えている。
(内容紹介)
「おれはただ、ずっと自分を誤魔化(ごまか)してきただけだ」。リストラ面接官・村上真介の今度の相手は、航空会社の勝ち組CA、楽器メーカーでくすぶる元バンドマン、ファミレスの超優秀店長、おまけに、破綻した証券会社のOBたち。企業ブランドも価値観も揺らぐ時代、あなたは明日をどう生きる?全ての働き人たちにパワーを届ける、人気お仕事小説第4弾!
精神力が落ちていた一昨年前の暮れ頃と比較すれば、だいぶ戻ってきたと思う。読書を再開しよう。このシリーズは超がつく程、好きだった小説である。所謂、ビジネス小説。それでいながら、人間臭い。主人公と、年齢が逆転してしまった。年収も。僕にだって、明日はない――。