幸福の習慣 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

数か月前、全体朝会で経営が従業員に紹介した良書。同じチームの同僚が持っていて、年末に借りてきた。帯に書かれている「毎日をもっとよくするのは意外と簡単だ!」という文言に惹かれた。難病を罹患して以降、幸福感を味わう瞬間が圧倒的に激減している。改善したい。

 

幸福の習慣

(内容紹介)

世界中の“うまくいっている人”から学ぶ人生を価値あるものにする確かな方法とは?世界随一の世論調査会社ギャラップが明らかにした統計的に正しい幸せの方法、教えます。

 

1.「仕事の幸福」 2.「人間関係の幸福」 3.「経済的な幸福」 4.「身体的な幸福」 5.「地域社会の幸福」と、5つの論点から、具体的にどのような行動や考え方をしている人が幸福度が高いのかについて分析結果を明らかにしている。なるほど参考にはなった。が、疎外感が半端ない。

 

例えば本書では、健康的な食生活や運動を行うことで、将来的な大病へのリスクを減らす啓蒙を説いている。経済面にしたって、正社員を前提にした給与水準から、使い道の意義を説く。僕は残念ながら、大前提に立っていない。難病患者だし、非正規だし。僕は何者だろうか。