田中六五 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

福岡から旅行帰りの、友人からいただいた土産。田中六五(たなかろくじゅうご)を一升瓶。日本酒好きを標榜している僕ではあるが、恥ずかしながら初めて飲んだ。クセがなく、上品で飲みやすい。なんて言うか透明感。仕事上がりの夕飯の買い出し。今日もひどく疲れている。
 
これだけの疲労感にも関わらず、不思議と睡魔は訪れない。業務時間中は、耐えがたい眠気に襲われるにも関わらず、である。酒との距離感が、また少し歪になっている。ベッドに横たわる瞬間まで、酒を手放せない。依存症と言われても仕方ない。不眠症とどちらがマシか。
 

 

昨日の宴会(祭り)の帰り道。バスの中で眠りこけ、停留所をやり過ごす。何度か転倒しながら、部屋に戻る。左ひじから血が出ている。痛みに気付かない程の酔いにも関わらず、寝しなの一杯を用意している。元カノの喪失感を埋めるように、僕はまだ酒を呷らなければならない。