実家に帰省した際に、伯母に薦められて読んだ一冊。読み易いコミックエッセイということもあり、借りたその日に読み終えた。芸人としては正直あまり売れていない著者の人間味と言うか、本質がよく分かる温かな内容。彼はこの作品を以て、手塚治虫文化賞を受賞した。
(内容紹介)
顔を見たらわかるかもしれないが、「お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎」と紹介されても、おそらくはあまりピンと来ないだろう。そんな微妙な立ち位置の芸人である「僕」と、ひとつ屋根の下で同居する87歳の老婦人「大家さん」との交流を描いたコミックエッセイが大ヒット中だ。
僕が住む都心の時間軸は、驚くほど速い。流行ったと思ったら、次の瞬間には廃れている。転職は当たり前の世の中。人間付き合いにも、メリットを要求される。この本は、生き急ぐ現代社会に対する警鐘を鳴らす一冊である。僕たちにとって、本当に大切なものは何だろう。
