沼津→湯河原 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

昨日は気持ちの良い晴天に恵まれたのに、何故だろう。朝から強い雨に見舞われる。傘、持ってきてないよ。それでも僕は晴れ男。チェックアウトの時間帯には、雨粒が降り止んだ。急いで、沼津駅へと向かう。
 
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湯河原駅を降りたのは、これが初めてかも知れない。今日は打って変わって一人旅。先日の旅行計画にて、一人用の部屋も事前に押さえていた。とりあえず、小腹を満たしたい。でも、何が名物なのだろうか。

 

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寂れた酒屋には似つかわしくない看板店員の女性に、声を掛ける。何系が好みですかと聞かれた後、少し悩んで提案してくれたご当地グルメ。坦々焼きそばとか、どうでしょうか。目の前のチェーン店に入る。

 

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旅行中も、日課の8,000歩はクリアしたい。湯河原駅からバスと案内されていた旅館の住所を調べて、とんでもないことに気付いた。宿泊予定日が明日になっている。急いで電話し、変更を承諾してもらった。

 

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時折吹き荒れる強風と、傾斜のキツイ登り坂、歩道の無い道路に後悔しながら、1時間以上の距離を無事に歩き切り、目当ての宿に到着。歩数も達成。部屋はシンプルな作りだが、静かさが保てる。これで良い。

 

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予約サイトで調べていた通り、食事のコスパが高い。配膳された品目以外に、次から次へと出来立てが運ばれる。そのどれもが最高に美味いのだが、感動を共有する相手がいない食事って、やはり寂しい。
 
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夕飯の前後に湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫黄塩泉/泉質)に浸かる。貸し切り風呂だ。客は他に、同年代ぐらいのカップルと、学生風情の女性一組。夜な夜な、持ち込んだ肴と酒を飲む。