3月に観た映画 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

3月がもう終わる。

病気の進行はゆっくりでも、月日の流れはとても早い。

目の前に時間だけはあるのだが、打ち込むべきものが無い。

非生産的な一日を過ごして、食べて飲んで眠るだけ。

 

一日を大切に過ごせと他人は言うが、そんなことは分かっている。

ただ、それを積み重ねた結果が寝たきりだなんて、滑稽である。

今月は映画と読書を計12タイトル(達成率400%)と大幅達成。

しかしながら、その大半の内容を振り返らずに消耗する。

 

ソードフィッシュ

 

復讐するは我にあり

 

今宵、ほろ酔い酒場で

 

理由

 

ビート

 

ローリング

 

アメノチニホンバレ

 

白昼の死角

 

ジ、エクストリーム、スキヤキ

 

しんがり ~山一證券 最後の聖戦~

 

映画かドラマか扱いに難儀するWOWOWドラマは名作揃い。

山一証券の最後を描いた「しんがり」を観て、胸が熱くなった。

企業戦士が、同僚と結束しながら、組織と闘っていく姿が美しい。

以前に観た「クライマーズ・ハイ」のような、心地の良い疲労感。