箱根山 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

職場で催される花見に先立ち、まずは場所を決める必要がある。
インターネットでお薦めの公園を探し、詳細なポイントを探し歩く。
日中、業務の一環であちらこちらと歩き回った。
既に歩数は物凄い数値をたたき出している。
 
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新宿区は、新大久保駅や高田馬場駅からアクセスの良い公園。
戸山公園は初めて訪れたが、付近を散策した記憶がある。
PCの画面では分からない、足で稼いだ情報を得る。
公園の敷地内にある箱根山は、シートを広げるスペースが無い。

 

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東京の桜は、今が見ごろであろう。
週末まで持てば良いが。
僕の健康状態は、どうなんだろう。
桜のように、散り際も美しければ良いのだが。

 

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帰宅後に、歩数計アプリを開く。21,465歩という数値に満足。
これだけ歩けるのだから、僕はまだ大丈夫。
けれど満開の桜も、いつか必ず散ってしまう。
明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは――。