不本意ながら、転職活動に精を出す。
これがまた、地獄のような苦しみを生む。
難病を隠せば、後に揉めに揉める。
難病を明かせば、選考が通らない。
こんな僕の経歴を、重宝したがる企業は結構ある。
例えばスタートアップのベンチャー企業がそうである。
マネージャー待遇で面接をしたいと、社長からオファーが届く。
意気揚々と訪問するも、難病を理由に断られる。
「まだうちはベンチャーで忙しいから、体力的に……」。
なるほど、では大手企業はどうだろうか。
……残念ながら、転職回数がネックでNGです。
なるほど、では障害者雇用枠はどうだろうか。
……残念ながら、まだ手帳を取得していません。
なるほど、では実家に戻るという選択肢はどうだろうか。
……彼女との距離を考えると、今は考えられません。
なるほど、なるほど、なるほど、なる……。
畜生、生きるって難しいぜ。
誰か、明るい未来の描き方を教えてください。
難病を治して彼女と結婚するという、夢のような目標を持つことは。
果たして、諦めなければいけないのでしょうか。