凧@経堂 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

一人暮らしに必要な環境は殆ど揃った。全てではない。課題はキッチン周り。包丁やまな板は買った。買っただけ。フライパンや鍋も揃えた。まだ使っていないけど。食器もある。箸もある。グラスばかりは多くある。だが塩がねえ。コショウもねえ。サラダ油も買ってねえ。野菜もねえ。肉もねえ。冷蔵庫はあるけれど、中にあるのはビールだけ。

$烏兎怱怱

まだ3週間目。掃除や洗濯にも気を遣っている。オンライン注文を中心に家具を増やしては、組み立てや設置に励んでいる。衣食住が全て揃ったら、我が家に歓迎するよ。しばしお待ちを。さて夕飯はどうしよう。既に2軒ほど、行きつけができた。今夜は居酒屋「」で晩酌。カウンターには馴染み客。若い女性も一人酒。寡黙な店主が渋くて素敵。