北野武監督の映画を掘り起こした時期があったでしょう。あれはこの本が影響している。彼の映画デビュー作品「その男、凶暴につき」。そこに見る、彼独特の「間」。ひも解いてみよう。
間抜けの構造 (新潮新書)/新潮社
(内容紹介)
見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ―。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。
彼は才能の塊だと思う。頭が良い。特に得意であるという数学の計算式を用いた、映画の撮影方法の理論など、なるほど唸らせられる。普段、テレビでバカを演じているけど、あれは天才だよ。