高水三山 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

今年も遅ればせながら、山登りの季節がやって参りました。やって参りましたよ。ってんで、数ヶ月ぶりのターゲットを物色。今回は登山初心者の交際相手も同行するとあって、なるべく苦しくない山行を計画。手元に置いてあるガイドブックを捲る。奥多摩エリアは大抵クリアしている。大岳山も川苔山も、御前山とか雲取山とか三頭山とか。さてさて。


烏兎怱怱


天気は晴れ。地元の友人2名と合流し、多摩センター駅からモノレール線で立川へ向かう。ここで彼女と合流後、JR青梅線で軍畑駅へ。今回、選んだ山は奥多摩入門レベルの「高水三山」。標高800Mに満たない高水山、岩茸石山、惣岳山の3ピークを越えて歩く縦走路。アップダウンも少なく、高尾山から景信山、陣馬山の縦走路ほどの距離もない。


烏兎怱怱


歩き始めて1時間40分程で最初のピークに到達。まだ昼食には早い時分。景観も望めない。休憩もそこそこに、次のピークを目指す。一緒に歩く地元の友人2名とは、都内最高峰の雲取登山を敢行した記憶を共有している。普段から鍛えているだけあり、流石に足腰は強い。心配していた彼女も、標準ペースを乱すことなく僕らについてこれる。順調。

烏兎怱怱


この縦走路で一番の見晴らし。岩茸石山の山頂。793Mの標高ながら、川苔山から奥武蔵にかけてのおだやかな山並みが見渡せる。時計は11時を回ろうかどうか。待望のランチタイム。事前に冷凍庫で冷やした持参の缶ビールで、まずは乾杯。この時期の中低山は、運動量と関係なく汗をかく。喉も渇く。キンキンに冷えたビールが美味い。犯罪的だ。

烏兎怱怱


いつもの山行は、食事休憩に時間を割かない。湯を沸かしてラーメンとか、味噌汁と握り飯の組み合わせで済ませる。今回は彼女が手作り料理を持ってきてくれた。箸が進む。つい食べ過ぎて、胃が重い。最後のピークの惣岳山頂まで45分ほどの距離。その直前に急峻な上り道があった。これを越えると、あとは下りるだけ。トレラン向きのコース。

烏兎怱怱


初心者向けの山ならではの良さがある。けれども、達成感を味わうには至らない。昨秋に購入した軽アイゼンを履いて歩く機会も設けたいし、山小屋泊を経由して、より標高の高い山頂に立ちたい。そろそろザックも、より大きなサイズに新調するタイミングか。下山後は、途中の河辺駅からすぐの市営温泉施設に立ち寄り、立川でお酒を飲んで解散。