千鳥ヶ淵公園で花見 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

日中、同僚と2名で千鳥ヶ淵公園へ出向く。両手にレジャーシートを抱えて。先日、彼女と訪れた園内は、休日と違った様相。若い会社員が場所取りをしている。翻って僕らは31歳。在籍する会社は血の入れ替えに鈍感で、新卒採用に億劫。但し勘違いして欲しくない。これは言われ仕事ではない。企画者は僕。だからこそ、責任を持たねばならない。


烏兎怱怱


オフィスに戻って仕事を片付け、千鳥ヶ淵公園に戻る。仕事上がりの19時。既に園内の至る所で宴会が行われている。満開の桜に覆われ、近くに明りが灯っている特等席。前職に在籍時、同僚連中と花見に利用した場所。あとは酒の用意。タダで手に入れた銘酒「而今(純米吟醸)」と芋焼酎「佐藤(黒)」。一升瓶を持っていく。肴の準備も忘れずに。

烏兎怱怱


社長や取締役をはじめ、3事業部から管理部門までが揃った宴会。非公式でこの規模は異例だそうだ。「君が入社してから、全社員参加のイベントが格段に増えたよ」と経営陣から褒められる。自発的に動くことで、負担が掛かる分、労いが大きい。「社員旅行の幹事を任せるとしたら、やってくれるかな」と社長。腹から声を出す。「はい、お断りします」。